トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーが、F1イタリアGPへの意気込みを語った。前戦F1ベルギーGPでは旧スペックのパワーユニットでレースを戦ったピエール・ガスリーだが、今週末のF1イタリアGPではホンダのアップグレード版“スペック4”エンジンが投入される。ペナルティによって後方からのスタートとなるが、決勝に照準を合わせて上位を目指すとガスリーは語る。
「悲劇から数日が経ったが、アントワーヌ(ユベール)のことを考えない日はない。今週末は再び前を向き、レースに全力を注ぐ」とピエール・ガスリーは語る。「モンツァは歴史があり、好きなサーキットだ。高速サーキットで、F1マシンで走るとアドレナリンが吹き出す。過去には名レースが繰り広げられた。僕が得意としているサーキットで、昨シーズンの予選では競争力がないと思われている中でトップ10に入ることができた。レースは苦しい展開になってしまったが、ともかく今週末を迎えるのが楽しみだ」「今回はPUをアップデートするため、グリッドペナルティーにより後方スタートになるが、決勝に照準を合わせてセッティングを進め、そこから上位を目指す。コーナー数が少なくシンプルなサーキットで、スピードを出すためにダウンフォースを抑えるので、それがレースを難しくする。時速350~360kmからハードブレーキでコーナーに進入する形になるが、アスカリ、レズモ、パラボリカのコーナーはマシンがスライドしやすく、ドライバーにとっては挑戦しがいがあって楽しいコーナーだ。また、モンツァはスリップストリームのチャンスが多く、エキサイティングなバトルが展開される。そして、イタリアGPはスクーデリア・トロ・ロッソにとっても、イタリアに生活の拠点を移している僕にとってもホームレースになる」