ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダにチームが変わったことで、F1ベルギーGPのプラクティスでレッドブルで得ていたアプローチとリファレンスを“リセット”しなければならなかったと語る。シーズン前半はレッドブル・ホンダで戦ったピエール・ガスリーだが、夏休み中にレッドブルはドライバー交代を決定。ピエール・ガスリーのシートにはアレクサンダー・アルボンが収まった。
トロロッソ・ホンダで残りのシーズンを戦うことなったピエール・ガスリーは、F1ベルギーGPのプラクティスでSTR14での初走行を行った。チームメイトのダニール・クビアトはホンダの“スペック4”エンジンを搭載したが、ガスリーは使用せず、FP2では0.160秒の差がついた。トロロッソへの適応についてピエール・ガスリー「手順に関してはいくつかレッドブルと似たものがあるので、それほど新しいものではない」と説明する。「でも、僕が持っているリファレンス、というか別の車で持っていたフィーリングとフィードバックという点でのリファレンスは新しいクルマでは異なっているのでリセットしなければならなかった。ブレーキでできることやスロットルでできることなどをね。過去6か月のものをリセットする必要があることを念頭に置いている」「ネガティブになりたくはないけど、それをダウングレードする必要がある。レッドブルほどポテンシャルは多くないからね。最初の6か月で得たフィードバックをすべてリセットする必要がある」ダウンフォースの異なるマシンに適応することはチャレンジングかと質問されたピエール・ガスリーは「そういった意味では、もう少し攻めることができるポテンシャルがあったクルマからグリップが低いクルマに乗り換えるのは少し難しいと言えるけど、そこから最大限を引き出すのが僕の仕事だ」とコメント。「今日、僕のクルマにはスペック4は搭載させていなかったし、スペックの低いエンジンで走行してけど、成し遂げたことには満足している。でも、ダニー(クビアト)と比べて競争力が低かったので、さらにペースを見出していく必要がある」関連:F1ベルギーGP フリー走行2回目 | シャルル・ルクレールがトップタイム
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