レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1フランスGPの予選で間違ったセットアップを選択したことでペースに苦戦して9番手で終えることになったと語る。レッドブル・ホンダは、フリー走行3回目の後にピエール・ガスリーのマシンにダウンフォースを加えたが、Q1でそれによってパフォーマンスが失われていることがわかった。
それにより、決勝ではミディアムタイヤでのスタートが有利となるが、Q3進出が難しくなったことで、やむを得ずソフトタイヤで切り抜けざるを得なくなった。トップ10では、ピエール・ガスリーとアントニオ・ジョビナッツィのみがソウトタイヤでのスタートとなり、それ以降のドライバーの大部分がソフトを避けることは確実であるため、レースでは高いデグラデーションに対処する必要がある。「FP3はまずまずだったし、僕たちは6番手だった」とピエール・ガスリーは語る。「いくつか変更を加えて、正しい方向に進むだろうと考えていた。でも、分析する必要がある」「多くのグリッドを失い、多くのペースを失った。最終的にQ2であまりミディアムを走らせることができず、ソフトを装着しなければならなかったし、全体的なペースは素晴らしいものではなかった」チームメイトのマックス・フェルスタッペンは4番グリッドを獲得したが、ピエール・ガスリーはフェルスタッペンは同じセッティング変更は行っていないと述べた。「彼らはセットアップを保持し、我々は変更した。今は結論を出したくないけど、僕がわかっているのはFP3では競争力があったということだ。僕たちは6番手だったし、マックスと似たようなペースがあった。予選では大きく失ったし、僕たちがやったことを正確に分析する必要がある。正しい方向に進んだとは思っていない」「僕たちがどうなるかを正確に知るのは時期尚早だけど、明日は本当に暑い一日になると予想されているし、ソフトセットでは簡単にはいかないだろう。うまく機能させる方法を見つける必要がある」「前のドライバーたちはミディアムでスタートするし、後ろのドライバーたちも誰もソフトでスタートするとは思わない。異なるタイヤでスタートするので、他とは少し違った何かを戦略でやれるかもしれない」「すべてを調査してみなければならない。でも、このタイヤでの第1スティントは少し難しいかもしれません」ピエール・ガスリーとマックス・フェルスタッペンは二人とも今週末にメルセデスとフェラーリとのギャップを縮めることを目指してアップデートされたホンダの“スペック3”F1エンジンを走らせているが、予選ではミッドフィールドのマクラーレンが印象的なパフォーマンスを披露。ランド・ノリスがマックス・フェルスタッペンに0.004秒差に迫った。「アップグレードを持ち込んだので、ミッドフィールドからここまで迫られるとは期待していなかったかもしれない」とピエール・ガスリーはコメント。「他の人たちもプッシュしていたと思う、僕たちもおそらく前進を果たしたけど、他の人たちも挽回して新しい部品を見つけている。マクラーレンはかなりの進歩を果たしたのは明らかだ」「僕たちが今回の予選で何らかのことを間違ったのは明らかだけど、マックスとマクラーレンとのギャップはかなり僅差だし、他のトラックではもっと良いパフォーマンスをは発揮できることを期待している。今のところ、答えは持っていない」