レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、F1アゼルバイジャンGPで結果には繋がらなかったものの、RB15のフィーリングははるかに改善していると語る。今年、ダニエル・リカルドの後任としてトロロッソからレッドブル・レーシングに昇格したピエール・ガスリーだが、シーズン序盤からクルマを最大限に活かすことに苦戦していた。
ピエール・ガスリーはF1アゼルバイジャンGPでは予選Q1で最速タイムを記録。だた、燃料流量の超過によってピットレーンからスタートし、ドライブシャフトの故障によってリタイアを余儀なくされた。だが、ピエール・ガスリーは、RB15をより快適に感じることができるようになっていると語る。「たくさんのことが起こったし、僕たちの望み通りには進まなかったけど、週末をポジティブに考えれば、クルマの感触ははるかに良くなっていたし、より自分の思ったとおりに運転することができていた。予選ではより良いフィーリングを掴んでいたし、Q1では良いパフォーマンスを発揮することができた」とピエール・ガスリーは Autosport にコメント。「レースではピットレーンからのスタートだったので上位を争うのは難しいとわかっていたけど、クルマは十分にポイント圏内に戻って、ポイントを獲得できる速さがあったし、フィーリングははるかに良くなっていた」「まだやらなければならない作業はあるけど、最初の3つの週末と比較して良くなっていると感じることができる。クルマに自分自身を適応させてより自分好みに走らせることができているし、状況は正しい方向に進んでいる」改善はRB15のアップデートによってもたらされたのか、もしくはドライビングスタイルの変更によるものかと質問されたピエール・ガスリーは「全ての組み合わせだと思う」とコメント。「チームが僕に提供できるもの、自分でやれることの組み合わせだと思っている。僕たちが今持っているポテンシャルを最大化するためにこのクルマに少し適応して、走り方を少し変えている。少しずつパッケージ全体が改善されている」レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーも、F1アゼルバイジャンGPでピエール・ガスリーが“非常に良い週末を過ごした”と語る。「結果には表れてはいないが、彼は週末に満足している」とクリスチャン・ホーナーは語る。「Q1での彼は速かったし、良いレースを見せていた。ピットレースから楽に6位を獲得できるはずだったし、本当に力強い走りだった」「それ以上に励みになるのは彼のペースだと思う。同じ戦略のフェラーリ(シャルル・ルクレール)と比較して彼は(第1スティントの終盤に)間違いなく速かったし、今週末からピエールは多くのポジティブなことが得られたと思う」「中国で生まれた自信がアゼルバイジャンにもたらされたと思う。結果にはそれは表れなかったが、彼ははるかに力強い週末を過ごしたことをわかっている」