レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、新チームのマシンに苦戦しており、“ドライビングスタイルを変える必要がある”と語る。ピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダでの初陣となったオーストラリアGPでチームの戦略ミスがあったにしろ予選Q1で敗退し、決勝でもトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトを攻略できず11位でフィニッシュ。
続くバーレーンGPでは予選13番手と改善を見せたものの、5番手だったチームメイトのマックス・フェルスタッペンとは大きなギャップがあった。迎えた第3戦中国GP。ピエール・ガスリーはようやくRB15に慣れつつあるようで、今季初めてQ3に進出し、マックス・フェルスタッペンの隣となる3列目6番グリッドを獲得。それでも、フェルスタッペンとは0.8秒の差がついた。予選終了後、ピエール・ガスリーは「実際、僕たちが期待できる最大限の結果だったと思う」と Sky Sports にコメント。「まだ週末はトリッキーだったし、このポジションに満足していいと思う。」ピエール・ガスリーは、Q3に進出した3強チームのドライバーのなかでは唯一ソフトタイヤでタイムを記録。決勝では興味深い戦略が見られるかもしれない「最初の5台とは異なり、僕はソフトでスタートする一番前のドライバーだ」とピエール・ガスリーはコメント。「全開でプッシュして、このタイヤを長持ちさせて、コース上で何かが起こることを願っている。中国で最大限のポイントを持ち帰りたいね!」「昨年見たように、このトラックで何かが起こるかわからないし、プッシュし続けるつもりだ。ロングランの方がショートランよりも感触が良かった。どうなるか見てみるつもりだ」予選のパフォーマンスが向上したことに満足していてはいるものの、ピエール・ガスリーはもっとうまくやれるはずだと考えている。「まだ自分のドライビングに満足していない。まだクルア車に苦労している。やらなければならない仕事があるのは確かだ」クルマに問題を抱えている部分について質問されたピエール・ガスリーは「基本的にトラクションがすべてだと思う」とコメント。「パワーをやりこめることに苦労しているし、クルマとかなり格闘している。取り組む必要があることっはわかっている」「ドライビングスタイルを少し変えるかもしれない。チームと協力して、自分自身をもう少し安定させるための方向性を見つけられるかもしれない」「基本的に僕の方が格闘している。それに僕はパワーのかけ方がかなりアグレッシブだと思っている。それはこのクルマには役に立たない「昨年は(トロ・ロッソで)大丈夫だったけど、このクルマを最大限に活用するには運転方法を少し変える必要があると思っている」ピエール・ガスリーは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンを研究してあらゆることを学んでいると認める。「F1にいれば、最初に見るのはチームメイトだし、彼がどうやって物事を進めているかを見るものだ。特に彼とは本当に速いし、チームと仕事をしてきたという事実もある」「彼から学ぶべきことはたくさんある。まだ自分のやっていることに満足していないけど、徐々にチームで作業を進めていければ、遅かれ早かれそこにたどり着けると思っている」