レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは、いろいろな問題が“雪だるま式”に積み重なってレッドブルのF1マシンが“予測不可能”なマシンに仕上がっており、自分の走りができていないと語る。F1バーレーンGPの予選はピエール・ガスリーにとって再び失望の結果となった。チームメイトのマックス・フェルスタッペンがQ3に進出したのに対し、ガスリーは13番手でQ2で敗退。姉妹チームのトロロッソのルーキー、アレクサンダー・アルボンにも負けることになった。
昨年、F1バーレーンGPで4位フィニッシュを成し遂げたピエール・ガスリーだが、今年はレッドブル RB15でグリップを得ることに苦しんでいると認める。「週末の開始時から僕たちはクルマのリアに苦しんでいる。特に僕のクルマはそうだね」とピエール・ガスリーはコメント。「僕たちは本当に多くのことを試したけど、あまり改善していないし、クルマをあまり快適に感じることができていない」「去年のバーレーンではクルマでやりたいことができると本当に感じていた。現時点では望んだように走れていない」「コーナーで何も起こらないときもあれば、次のコーナーでリアを失うこともある。とにかく本当に予測不可能というのが現状だ」「もう少し時間が必要かもしれないし、エンジニアとどうすればもっと一貫した走りができるかを調べていく必要があるかもしれない。少なくとも何が起こるか予想できるようにね。現時点ではこの予測不可能性によって僕にとって少し困難な状況になっている」どのエリアに特に苦しんでいるかと質問されたピエール・ガスリーは「パワーをかえるとスナップしてしまうし、リアが本当にナーバスだ。リアタイヤが過熱して、デグラデーションが増加し、ラップの終盤にはリアが仕事をしなくなる」とコメント。「とにかくいろんなことの組み合わせだ。雪だるま式に積み重なっている。スライドすればするほど、グリップは少なくなる。現時点でコックピットの中で自分のやりたいことがあまりできていないと感じている」「現時点ではマックスの方が僕よりもクルマを快適に感じていると思う。エンジニアと作業を続けて、もう少し安定させるために何ができるかを調べていく必要があるのは確かだ」トロロッソから昇格して以降、困難なスタートを切っているピエール・ガスリーだが、レッドブルからしっかりとサポートを受けていると語る。「ヘルムート(マルコ)とクリスチャン(ホーナー)は協力的だし、彼らは、僕がクルマに必要なものを理解して、何ができるかエンジニアと確認するために時間が必要だと言っている」とピエールウ・ガスリーはコメント。「現時点でクルマが望んでいる位置にいないのは確かだと思う。エンジニアと一緒にどのような方向性をとることができるか、どのようにしてスイートスポットを見つけられるかの問題だと思う」関連:F1バーレーンGP 予選:シャルル・ルクレールが初ポールポジション!
全文を読む