トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、F1シンガポールGPでなぜ競争力がなかったのかチームは理解できていないと語る。ピエール・ガスリーは、モナコGPで7位、ハンガリーGPで6位フィニッシュしており、データ的にシンガポールGPはマシン特性に適したサーキットだと考えられていたが、トロロッソ・ホンダはポイント争いに絡むことができなかった。
「正直、もっと時間をかけて調査していく必要がある。僕たちがなぜあれほど遅かったのか理解するのは難しいことだからね」とピエール・ガスリーはコメント。「過去2つの週末は僕たちが考えていたよりもずっと良かったし、シンガポールの週末にはかなり期待していた。最終的には考えていたよりもずっと遅かったので、すべてを見直して、もう少し理解する必要がある」ピエール・ガスリーは、トロロッソ・ホンダ STR13が期待通りのパフォーマンスを発揮できなかった原因は複数あると考えている。「予選では風の状態によってコーナーで多くのダウンフォースを失っていた」とピエール・ガスリーは振り返る。「現時点で僕たちはあまり答えを掴めていないので、理解が必要なことは本当にたくさある」オープニングラップで3つポジションを上げたピエール・ガスリーは、ポイントフィニッシュのチャンスを手にできることを期待していたと語る。「スタート後は良さそうだった」とピエール・ガスリーは認める。「僕たちは15番手から12番手まで順位を上げていた。2台のザウバーをオーバーテイクし、フォースインディア同士のクラッシュにとってもうひとつポジションを上げることができた」「だから、その時は『ペースと良い戦略があれば行けるかもしれない』と考えていた」「僕たちは第1スティントをハイパーソフトで走るというギャンブルをしていたけど、最終的に予想よりもはるかにデグラデーションがすごかった。15~16周くらいでかなり苦しみだした。25周を走ったけど、最後は本当に厳しかった」「ウルトラソフトに交換した後、僕たちは(セルゲイ)シロトキン、青旗といったあらゆる混乱に巻き込まれてしまったし、そこで15~20秒くらい失って、レースは本当に難しくなった。週末ずっと、僕たちにはトップ10圏内を争えるようなペースはなかった」ピエール・ガスリーは、レース中に受け取った無線にもフラストレーションを感じていたと付け加えた。「戦っているのに『エンジンをセーブしろ、燃料をセーブしろ、でも、グロージャンの前に出ろ』と言われる。プッシュさせようとしているのかどうなのかわらかない・・・」「僕たちにはペースがなかったので、攻撃される可能性も十分にある。すべてをセーブすることなどできないし、その上でハースをオーバーテイクするためにより多くのパフォーマンスを期待される。その時点で僕たちはかなり速かったし、レースがほぼ終わっていると認識するのは少し難しかった。難しいレースだった」
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