ピエール・ガスリーが、2019年のレッドブル・ホンダの加入の喜び、ホンダF1との関係、そして、2018年の残りのシーズンの目標について語った。レッドブル・レーシングは8月20日(月)、今シーズン限りでチームを離れてルノーに移籍するダニエル・リカルドの後任として現在トロロッソ・ホンダのドライバーを務めるピエール・ガスリーを起用することを発表した。
2013年にレッドブルのジュニアプログラムに加入したピエール・ガスリーは、5年間の活動を経て、本家レッドブル・レーシングのドライバーを務めることになった。夏休み中にレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコから電話でレッドブル・レーシングへの昇格を伝えられたというピエール・ガスリーは、そのときの興奮について語った。2019年にレッドブル・ホンダで走ることについてピエール・ガスリーは「本当にハッピーだ!」とコメント。「夏休み中に知ることができたのは、ニュースを得るには絶好のタイミングだった。とにかくメチャクチャ興奮しているよ。僕はまだトロロッソとのシーズン後半に集中する必要があるけど、すでに来年にむけて本当に興奮しているよ」どのようにニュースを知ったかと質問されたピエール・ガスリーは「まずはマルコ博士が、ダニエル(リカルド)がルノーに移籍するためにチームを離れ、後日、2019年のドライバーを決定する予定であることを電話で伝えてくれていた」とコメント。「彼は決定を急いでいないので、とにかく夏休みを楽しむよう伝えた。だから、とにかく僕は引き続き休暇を楽しんでいた。そのとき僕はギリシャにいた。休暇を終えて、先週、友人と一緒に南フランスに帰ってきた。そして、彼がまた僕に電話をかけてきた」「彼は『我々の決定を伝えようと思う。我々は2019年に君にマックスと一緒にレースをしてほしい』と言ったんだ」「ヘルムートが電話で僕に話し始めたとき、僕は下着姿だった・・・電話が終わって、仲間と叫びながら家の周りを走って、全員ですぐにプールに飛び込んだよ!」「とても興奮していたし、とても嬉しかった。ずっと望んでいたことだったからね。もちろん、レッドブルのジュニアプログラムに入ったときからこのチームでF1を走ることが目標だったし、とにかく本当に嬉しくて、とても興奮した」「多くの感情が湧いてきたし、ただただショックを受けていた。自分が仲間に何を言っているのかあまりわからなかったし、プールに飛び込んで、仲間や家族とお祝いをした。彼らとそこにいられたことはさらに特別だった。実際、僕たちは1年で1週間しか一緒に過ごせないんだ。毎年、お互いに会おうとはしているんだけど、もちろん、F1カレンダーによって彼らに会うのは難しい」「だから、彼らと一緒にいたその週にニュースを得られたのはさらに格別なことだった。彼らはカート時代から毎週僕をサポートしてくれていたし、僕はそのシリーズを通して昇格していったからね。彼らと一緒に祝って、彼らも僕のために本当に喜んでくれた。素晴らしい瞬間だった」2019年にレッドブル・レーシングのドライバーになることを実感した今の心境についてピエール・ガスリーは「本当に興奮している。僕にとっては夢以上に多くの意味がある。少しプレッシャーは感じているけど、僕は挑戦が好きだ」とコメント。「レッドブルがF1に加わってから彼らのことは見てきたし、彼らは毎年常にチャンピオンシップや勝利を争っている。トップチームに加入することが僕が望んでいることだった。僕は本当に競争的な人間だし、僕が何かをするときは、常に1番、トップのポジションのために戦っている。最上段を争えるポジションにいることがメインのポイントのひとつだ」レッドブルのジュニアプログラムの一員として過ごしたことは、自身の成長にどのように貢献したかと質問されたピエール・ガスリーは「レッドブルのジュニアチームに加入してから5年が経った」とコメント。「2013年に加入して、何年もミルトンキーンズのファクトリーで過ごしてきた。エンジニアとシミュレーターで作業をして、みんなとの強い絆を築いてきた。初めてプログラムに加入した頃と比べると、精神的にかなり改善したと思う。多くのプレッシャーがあるし、本当にメンタルの強さが必要だからね。若い頃からずっとプレッシャーを感じていたし、次の年も続けられるように毎シーズンずっと懸命に戦ってきた。だから、ドライバーとして自分自身が成長するために多くのものを与えてくれたプログラムであることは確かだ」「リザーブドライバーとしてチームに加入したとき、ダニエルと一緒に仕事をしていたし、セブ(セバスチャン・ベッテル)がチームと働くのを見て、マックス(フェルスタッペン)も見てきた。ドライバー全員を見てきた。僕はそのときヤングドライバーだったので、全員からポジティブなことを全て吸収しようとしていたし、実際に彼らがどのように処理し、仕事をしているかを考察しようとしていた。とにかく全員からポジティブなものを得ようとしていた。だから、全てがドライバーとして成長するために本当に助けになったし、多くの経験を積むことができた。そして、チャンスが巡ってきたときのためにできる限りの準備を整えることができた」来年、レッドブル・レーシングはホンダのF1パワーユニットを搭載し、“レッドブル・ホンダ”として新たなスタートを切る。スーパーフォーミュラ時代からホンダと仕事をしているピエール・ガスリーは、その経験が役に立つと考えている。「過去2年間ホンダと仕事をしてきたのは確実に役に立つと思う」とピエール・ガスリーはコメント。「スーパーフォーミュラに参戦したときから彼らと関係を築いてきた。そのあと、トロロッソにスイッチしたときにホンダが僕と同時にチームとの関係をスタートさせたのもかなり良いことだった。来年、ホンダはレッドブルとの関係をスタートさせるし、僕もレッドブルに移籍する。彼らの次のステップについていくような感じだし、それはかなりクールなことだ」「もちろん、すでにホンダの人々のことを知っているし、良い経験であるのは確かだ。彼らのコミュニケーションの仕方、仕事の仕方をわかっているし、日本の地理もわかっている。僕たちがヨーロッパで経験しているものとは異なる文化だ。だから、確実に有益だと思う。今年彼らと一緒に彼らのエンジンを走らせている経験、彼らの強み、彼らがどこを改善できるかを知っているし、来年、その経験を生かせることは有益...
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