トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、今週末のF1オーストリアGPにおけるハースのパフォーマンスに驚かされているとし、ライバルと戦うためにはホンダのF1パワーユニットにも予選モードが必要だと語る。F1オーストリアGPの予選では、ロマン・グロージャンがレッドブルの2台に割って入り6番手タイムを記録。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)にグリッド降格ペナルティを科せられたことでグロージャンは5番グリッドからレースをスタートする。
「ハースは本当に・・・ショックを受けたね。実際、1週間でだからね・・・僕たちは彼らがかなり速いことはわかっているけど、あの速さはかなり印象的だ」とピエール・ガスリーはコメント。「それにルノーも一貫してトップ10に2台が入っている。彼らには強力なパッケージがあるし、僕たちはわずかに遅れをとっている」ピエール・ガスリーは、メルセデスとフェラーリのパワーユニットを搭載したマシンが、特別な予選モードによってパフォーマンスを改善することは予想していたと語る。「フェラーリとメルセデスは予選でパワーを上げてきたと思う」とピエール・ガスリーはコメント。「GPSを見てザウバーとフォース・インディアをちょっと比較しただけだけどね。僕たちと比較して彼らはエンジンのパワーをちょっと上げているようだった。金曜日から土曜日までに僕たちとのギャップが大きくなっているのはその部分だと思う」ルノーは今週末にエンジンに予選モードを搭載したが、上位チームが使用しているほど強力ではなかった。ピエール・ガスリーは、ホンダのF1パワーユニットにはまだ予選モードの設定はないと認める。「僕たちもすぐに予選モードを得られることを願っている。現時点で僕たちと比較して彼らが違いを生み出している部分はそこだと思う」また、ピエール・ガスリーは、今週末トロロッソ・ホンダが導入した新しい空力アップデートの効果がどれくらいかを判断するのは難しいと認める。「正直、現時点でその違いはあまりわからない」とピエール・ガスリーはコメント。「もう少し深く分析する必要があると思う。このトラックではあまりにトラフィックが多いからね。1周別のクルマの後ろになると、また別のラップも駄目になる。全てのラップを筆禍うしてそこからはっきりと読み取るのは難しい」