ピエール・ガスリーは、ホンダの2018年F1エンジンによってトロ・ロッソが定期的にポイントを獲得できることを期待していると語る。2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてF1に復帰したホンダだが、信頼性とパフォーマンス不足に苦しみ、今シーズンをもって3年間のマクラーレンとのパートナーシップを解消することになった。
ホンダは2018年もF1にとどまり、レッドブルのジュニアチームであるトロ・ロッソにF1パワーユニットを供給する。2018年のトロ・ロッソ・ホンダのドライバーを務めることが決定しているピエール・ガスリーは「ほぼ毎週末ポイントを争えるポテンシャルがあることを願っている」と Ouest-France にコメント。「でも、ホンダの到着によって多くのことが変わるし、今はまだシーズン中のポテンシャルを知るのは難しい。2月のテストまで待たなければならないだろう」また、フランス出身のピエール・ガスリーは、2018年にF1フランスGPがカレンダーに復帰するのを楽しみにしていると語る。「F1でホームグランプリがあることは素晴らしいことだ。3人のフランス人ドライバーとモナコ出身のドライバーがいるしね」とピエール・ガスリーはコメント。「アラン・プロストやジャン・アレジと話をする機会があったけど、彼らはとても特別な瞬間を味わえると言っていた。1年で一度しかないことだからとね」ホンダは、2018年のトロ・ロッソへのF1パワーユニット供給に向けてF1の運営体制を変更。これまで機能していなかった技術開発とレース現場指揮監督の責任を担うF1プロジェクト総責任者というポジションを廃止し、現場の指揮に専念するテクニカル・ディレクターを新たに設置。今年までF1プロジェクト総責任者を務めてきた長谷川祐介はプロジェクトから外れ、初代テクニカル・ディレクターには田辺豊治が就任する。 エンジン開発では第2期を支えた浅木泰昭が指揮をとる。関連:トロ・ロッソ 「ホンダF1との作業はスケジュール通り」