ヴィタリー・ペトロフのルノーのF1シートは、必ずしも安泰というわけではないようだ。ペトロフの父アレクサンダーは、マネージャーのオクサナ・コサチェンコがロシアの主要な500社と交渉したが、資金を見つけられなかったとロシアのSovSport.Ruにコメント。アレクサンダーは、シートに必要な1500万ユーロのうち、750万ユーロを3月に支払い、残りの半分は7月に支払うことでルノーと合意していると語る。
「ここ9年間にあたって息子の面倒をみてくれているマネージャーのオクサナ・コサチェンコが、すぐにスポンサーを探し始めた」「ルノー幹部は我々と会って、2回の分割で支払うことを許してくれた。1回目は3月で、2回目は7月まで支払いを延ばしてくれた」「オクサナは、ロシアで500社を訪問したが、至る所で拒否されてしまったんだ!資金が見つからないのでF1は忘れた方がよいとヴィタリーに話すと、彼は泣き始めた・・・彼は決して泣くような子供ではないが、ショックだったようだ」「ぎりぎりのところで、私の友人でサンクトペテルブルク銀行の取締役会長が750万ユーロの融資を申し出てくれた」しかし、アレクサンダーはまだ融資を受け取っておらず、3月1日までに資金が届かなければヴィタリーがF1のシートを失う可能性があると語る。「最初の750万ユーロはまだ受け取っていない。銀行がローン申請の検討を延長をしているからだ。もし3月1日に最初の支払いが出来なければ、ヴィタリーはドライブできないかもしれない」また、ロシアの石油・ガス企業のガスプロムが支援することでルノーとの契約がなされたとの報道を否定。「それが真実だったら良かった!しかし、残念ながら単なるフィクションだ。ガスプロムが支援していれば、クルマには彼らの名前が載っているだろう」