元トロロッソのドライバーでレッドブルF1のジュニアプログラムに所属してたハイメ・アルグエルスアリは、セルジオ・ペレスの現在の不調ではレッドブルF1のジュニアプログラムならば1年ももたなかっただろうと語る。トロロッソからレッドブルに移籍したピエール・ガスリーとアレックス・アルボンはお世辞にも満足のいく結果を残せず、2021年、ペレスは2007年のマーク・ウェバー以来となるアカデミー外からレッドブルと契約したドライバーとなった。
モータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコのもと、レッドブルは厳しいことで知られる組織であり、要求されるレベルに達していないと判断された場合はシーズン途中でドライバーを降格させてきた経緯がある。チームはまた、ジュニアチームのアルファタウリ(2019年まではトロ・ロッソとして知られる)を使って若手ドライバーを評価し、有望なドライバーをレッドブル・レーシングに昇格させることを目指している。ペレスは2020年にアストン・マーティンがセバスチャン・ベッテルを抜擢したことでF1キャリアの終焉の危機を迎えていたが、アルボンの後任としてレッドブル・レーシングで首の皮が繋がった。レッドブルのジュニアチームは「成功していない」Sky SportsのF1ポッドキャストに出演したアルグエルスアリは、ペレスの起用がレッドブルの若手ドライバープログラムの質に悪い影響を与えたと指摘し、ペレスがレッドブルの傘下に入っていたら長くは続かなかっただろうと語った。「ペレスがレッドブルでドライブしているという事実は、レッドブルのジュニアチームが成功していないことを示している」と2009年から2011年までトロ・ロッソでドライブしたアルグエルスアリは語った。「彼らが僕たちやメディアに語っている全体的な考えは、経験を積むためにアルファタウリでドライブする機会を与え、チャンピオン、つまり可能な限り最高のドライバーを育成しているということだ」「レッドブルのドライバーを見つけるために別の場所に行くというのは、すでに物議を醸している。意味がない」「多くのドライバーがジュニアカテゴリーでチャンピオンになるために何年も何百万ドルも費やしているのに、F1に出て、ほとんどチャンスを与えず、いいマシンがあることを祈るだけだ。そうでなければ、F1ではいいマシンがなければ何もできない。後方で、優勝できるマシン、つまりレッドブルを運転できることを祈るだけだ」「チェコ(ペレス)がジュニアチームに所属したことはないことを明確にしなければならない。ヘルムート・マルコがどのようにドライバーを判断するかを考えれば、彼がジュニアチームにいたとしても1年も続かなかっただろう」。2009年から2011年までトロ・ロッソでドライブしたアルグエルスアリペレスがペースから大きく外れていることは「受け入れられない」2023年の開幕から4戦中2勝を挙げたペレスは、今年のドライバーズ選手権でフェルスタッペンに挑戦するのではないかとの見方もあった。しかし、それ以降、フェルスタッペンが6勝を挙げる中、ペレスは2度の表彰台フィニッシュを果たすにとどまっている。アルグエルスアリは、ペレスがフェルスタッペンのペースから大きく離されているのは受け入れがたいと語り、他の何人かのドライバーならばフェルスタッペン近づいているだろうと示唆した。「勝てるマシンを持っているんだから、それを生かさなければならない」とアルグエルスアリは語った。「ペレスが常にコンマ0.5秒、あるいはコンマ7秒遅いのは受け入れられない。「チームメイトがすべてのレースで勝っているなら、自分にとって最高の日に表彰台に上がるのではなく、少なくとも表彰台に上がらなければならない」「もっと近くに行かなければならない。そうでなければ、彼らはは後退させる権利がある」「グリッド上には間違いなくマックスにずっと近づける可能性のあるドライバーがたくさんいる」