レッドブル・レーシングのF1ドライバーであるセルジオ・ペレスが、栃木県のモビリティリゾートもてぎでホンダ・レーシングスクール・鈴鹿(HRC)で特別講習を実施。F1ドライバーを目指すカーターたちに貴重なアドバイスを伝授した。昨年10月、ホンダとレッドブル・グループはモータースポーツのさらなる発展を目指してパートナーシップを強化することを発表。
その一環として、レッドブル・レーシングのF1ドライバーであるセルジオ・ペレスが、HRSのアンバサダーに就任。11月にHRSの生徒に向けたドライビングアカデミーに参加することが予告されていた。そして、11月26日(日)にそれが実現。ホンダ・レーシング サンクスデー2022のために来日したセルジオ・ペレスは、モビリティリゾートもてぎにてカートクラスの生徒たちとデモンストレーションレースを実施し、スクール生からの質問に答えた。セルジオ・ペレスがスクール生たちに説いたのは、自分のレースについて“メモ”をとっておくことが大事だということ。「どんなレースでも、クルマを降りた後にどんなことでもメモを取っておくことが重要だ」とセルジオ・ペレスは語った。「ウェットやダンプの状況で自分がどのようななパフォーマンスを出せたのか、出せなかったかを書くことが大事だ」「10秒差をつけて勝ったしたとしても、次は20秒差をつけて勝つためにはどうすればいいのか、細かいことを全部メモに書くことがとても大事だと思う」「ステップ・バイ・ステップで伸びていくためには、自分のパフォーマンスを完全に意識することがとても大切だ。みんなよりも良い結果を出すためには、クルマを離れた時のことも忘れちゃだめだ。地元を離れていても自分の体調を常にベストに保つことも大事だし、そういった細かいところをキープすることが重要だ」最後、セルジオ・ペレスは、モータースポーツを楽しむことが何よりも大事だと伝えた。「今、みんなが取り組んでいるレーシングカートを楽しんでほしい。レースをしながら将来のことを考えるのはやまて、今を楽しんでほしい」「F1ドライバーになったり、上のカテゴリーにステップアップしたときに『あのときは楽しかったのに』『もっとこうしおけばよかった』となってほしくない」「だから、今のこの瞬間を楽しんで、心から味わってほしい」
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