レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは、2021年F1ロシアGPの決勝を9位で終えた。9番手グリッドのセルジオ・ペレスはハードタイヤでレースをスタート。3周目にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)をパスして7番手に浮上。レースが折り返しを迎える頃、コース上に留まったペレスは、他車のピットインもあって首位に浮上。リードを拡大すべくペースを上げていく。
36周目に同じくミディアムタイヤへと履き替え、表彰台圏内でコース復帰が可能に思われたが、このピット作業に9秒近くを要し、5番手となる。セルジオ・ペレスは雨が降り出す前に3番手まで順位を上げていたが、マックス・フェルスタッペンの2周後にピットインしたことで、9位フィニッシュした。「今日は表彰台争いをしていたので、インターミディエイトへの交換ではなく、スリックタイヤでステイアウトするというリスクを負った」とセルジオ・ペレスはコメント。「セクター1と3ではほぼドライコンディションで、タイヤの熱入れもできていたので、もし雨が止めば、スリックタイヤのマシンが有利でインターミディエイト勢はレースを台無しにしてしまうと考えていた」「結果的に、スリックが正解ではなく、雨の降るタイミングによって幸運を得た者もいれば、その逆もいた」「今日は表彰台に値するだけの戦いができた。ピットストップに時間がかかり、ポジションを落とす場面はあったけど、レースでは起こり得ることだ。ピットストップでの問題はヒューマンエラーによるものではないですし、みんな落ち込んでいたので、レース後にピットクルーのもとへ行って大丈夫か確認した」「チームとしては多くのポイントを獲得できしたけど、僕にとってはフラストレーションになったのは確かだけど、マシンの力をかなり引き出すことができ、2週間後のトルコに向けては希望が持てるはずだ」