レッドブル・ホンダF1は、2021年F1イギリスGPの決勝でセルジオ・ペレスをピットレーンからスタートさせる。土曜日のスプリント予選を5番手グリッドからシタートしたセルジオ・ペレスは、オープニングラップで7番手に順位を落とす。ランド・ノリス(マクラーレン)をパスすべくプレッシャーをかけていたが、高速セクションで前方からの乱気流の影響もあってスピンを喫する。これによって、ペレスはタイヤにフラットスポットを作り、順位も19番手まで後退する。
その後の走行で、追い上げを見せたセルジオ・ペレスだが、タイヤからの振動が大きく、残り1周時点でリタイアを余儀なくされた。ピットレーンからスタートすることで、セルジオ・ペレスのマシンにはパルクフェルメが適用されず、RB16Bのセットアップを変更することができる。最後尾スタートだったため、レッドブル・ホンダはオーバーテイクを容易にするために車のセットアップにいくつかの変更を加えたいと考えている。レッドブルとホンダF1はこの機会を利用して、ペナルティという形で大きなダメージを与えることなく、いくつかの戦術的な変更を加えた。セルジオ・ペレスのマシンには新しいエナネジーストアとコントロールエレクトロニクスが搭載されており、日曜日のレースに先駆けて新しいリアウィング仕様も実装され、サスペンションのセットアップとフロントブレーキの冷却も変更さた。おそらくセルジオ・ペレスのマシンはローダウンフォース仕様のトップスピードを高めるセットアップへと変更される。今週末はメルセデスF1がローダウンフォースのパッケージをうまく機能させ、ストレートで速さをみせている。