レッドブル・ホンダF1へ加入したレッドブルだが、F1ドライバーなるという夢を叶えるまでに“何度も辞めることを考えた”と明かした。現在、セルジオ・ペレスはF1パドックで最も評価の高いF1ドライバーの一人であり、2021年はトップチームの一角であるレッドブル・ホンダF1と1年契約を結んで加入を果たした。
2011年にザウバーでF1デビューを果たしたセルジオ・ペレスだが、メキシコ企業のテルメックスの多額の支援によって実現したことで“ペイドライバー”のレッテルを貼られた。また、F1までのキャリアは順風満帆とは言えず、セルジオ・ペレスは何度もF1ドライバーになるという夢を諦めかけたと語る。2005年にフォーミュラBMWに参戦するためにメキシコからドイツに渡ってセルジオ・ペレスは、チームオーナーのレストランの上の部屋に住んでいた。「何度も辞めることを考えた」とセルジオ・ペレスは Talking Bull に語った。「フォーミュラBMWのためにドイツに渡った。ドイツでは2つのF1レースを開催していた」「ドイツに引っ越したときは『2つのF1が開催されているし、いろんなドライバーと友達になれるかもしれない。とても楽しいだろう」と思った。でも、そこで現実が自分の期待とはどれくらい違うかを実感した」「僕はメキシコとは非常に異なる文化を持つ非常に小さな町に住んでいた。突然、自分は一人であることに気づいた。まだ子供だったし、友人や家族と離れていた」「何度も『F1は遠すぎるので家に帰って普通に暮らしたほうがいいかもしれない』と考えた。でも、僕をそこに留めてくれたのは家族のサポートだった。その時、僕はそこに留まることを決意できた」「今それについて考えている。自分の息子にそれをさせることを考えるのは難しい」「僕の家族、そして、母は大いに支えてくれた。父も、家族の残りの人たちもね。それは家族のプロジェクトだった。人々は僕たちのことをクレイジーだと思っていた。実際、僕たちはそうだったと思う」