パスカル・ウェーレインは、フォース・インディアが自分ではなくエステバン・オコンを2017年のレースドライバーに選んだ理由を知りたいと述べた。F1ベルギーGPでリオ・ハリアントに代わってエステバン・オコンがパスカル・ウェーレインのチームメイトとしてマノーに加入。二人ともメルセデスのジュニアドライバーであることから、上位チームへの昇格のためのシュートアウトだとの見方がなされてきた。
パスカル・ウェーレインは、予選で7戦中5回エステバン・オコンを上回っており、レースでも良いパフォーマンスを見せているが、セルジオ・ペレスのチームメイトとしてフォース・インディアに選ばれたのはエステバン・オコンだった。 過去にフォース・インディアでテストに参加したこともあるパスカル・ウェーレインは、そのニュースを聞いて落胆したことを認める。「テストを見てなのか、他のことで決まったのかは僕にはわからない。どうしてそうなったのか、何があったのかは聞きたい。もしくは自分のどこを改善すればいいのかをね・・・トラックでの自分のパフォーマンスにはそれなりに満足しているからね」とパスカル・ウェーレインはコメント。「世界の終わりではない。機会は逃したけど、これで世界が終わるわけではない」公平な判断だと思うかと質問されたパスカル・ウェーレインは「それはちょっと答えたくない。絶対に悪く受け取られてしまうからね。今まで通りに残りのレースでベストを尽くすつもりだ。過去6戦で2度僕たちはQ2に進んだ。それを続けられたら嬉しいね」メルセデスは今夏にエステバン・オコンをマノーに入れるために強くプッシュしたとされ、ルノーに移籍させることまで検討していたとされている。だが、パスカル・ウェーレインは、自分たちのどちらを選ぶかの最終決定権はフォース・インディアにあったと述べた。 「(メルセデスのトト・ヴォルフから)フォース・インディアはエステバンを選んだと聞かされた。それが彼らの判断だとね」とパスカル・ウェーレインは述べた。エステバン・オコンの移籍によって、パスカル・ウェーレインの2017年の選択肢はかなり狭まってしまった。まだ2017年のドライバーを発表していない3チームのうち、ハースは今週末にもケビン・マグヌッセンとの契約を発表すると考えられている。そうなると残るシートは、マーカス・エリクソンとフェリペ・ナッセを維持するとみられるザウバーと、現在の所属チームであるマノーだけとなる。パスカル・ウェーレインは、マノーのコンストラクターズ選手権10位が確定して賞金獲得が決まれば、資金を持ち込めるドライバーを探す必要性は低くなるため、自分の将来も決まりやすくなるだろうとパスカル・ウェーレインは認める。「その方が残りやすくなるのは確かだ。たくさんお金を持っているドライバーもいる。10位になれば少し裕福になる。でも、チームがそれを基準に決めるかどうかはわからない。そこが重要な要素なのかどうかもね。僕にはわからないことだ」 「まずはF1に残れることを祈っているよ。どこになるかは僕の判断ではない。来年のシートが見つかることを願っている。どこになるかはわからないけど、何週間も前から言っているように、マノーに残れればハッピーだ」関連:フォース・インディア、エステバン・オコンとの契約を正式発表
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