MINIは、クラブマンWRCカーの存在を認めた。プロドライブによって組み立てられるクルマは、2011年のWRCのいくつかのラウンドに参戦し、2012年から本格参戦する。MINIは声明を発表。プロドライブとのWRCプロジェクトについて認めた。予想された通り、MINIの初代ワールドラリーカー(WRカー)は、新しい市販車の「カントリーマン」をベースとし、1989年から2008年までスバルのWRCチームを運営していた英国のプロドライブと協力して開発される。このマシンには、BMWモータースポーツの1600cc 4気筒ターボエンジンが搭載される。
カスタマーチームにも販売されるMINIカントリーマンWRCの最初のテストドライブは、2010年の秋に予定されている。ドライバーのラインナップに関してはまだ何も発表されていないが、長年にわたるプロドライブのカスタマーであるマッズ・オストベルグとの関連がささやかれている。今日の発表により、数カ月にわたるMINIのWRC参戦に関する憶測に終止符が打たれ、WRCにエキサイティングなストーリーがもたらされた。1960年代、ミニクーパーSは大物食いとしてWRCで旋風を巻き起こし、パディ・ホプカーク、ラウノ・アルトーネン、ティモ・マキネンなどのスターを輩出した。イアン・ロバートソン (BMWグループ販売及びマーケティング担当取締役)MINIが国際的なモータースポーツの中でもっとも人気のある舞台のひとつに登場することをうれしく思う。ラリーでの成功は、当ブランドのイメージにきわめて重要な貢献をしてきた。MINIの顧客は、これまでずっとモータースポーツに絶大な興味を示してきた。我々は、ラリーでのサクセスストーリーに新たな章を加えることになると確信している。WRCで競争力のあるマシンを作るために『MINIカントリーマン』は、素晴らしいベース車である。私たちには、プロドライブという強力で経験豊富なパートナーがいる。今後の数カ月間、協力して懸命に努力し、このプロジェクトを初めから軌道に乗せたい」デビッド・リチャーズ (プロドライブ会長)「非常にエキサイティングなモータースポーツプログラムである。1960年代、小さなマシンがV8の強者フォードのマシンと戦い、当時もっともタフなモータースポーツイベントであった4,000kmのモンテカルロ・ラリーで優勝した時は、MINIが世界の人々の心をとらえた。MINIが世界の数百万人のオーナーに愛されているように、われわれの新しいMINIも今の世代のラリーファンに好かれるマシンになると信じている。2011年に発売が予定されている新しいMINIのラリーカーに対し、すでにカスタマーからかなりの数のオーダーが正式にきている」
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