SUPER GTを運営する株式会社GTアソシエイションは、2011年のSUPER GT大会開催日程ならびに復興支援大会として実施する内容を発表した。2011年のSUPER GTは、第2戦富士大会を実質的な開幕戦として4月30日(土)・5月1日(日)に開催する他、当初予定通りのシリーズ8大会および特別戦を実施する。第2戦富士大会は決勝の走行距離を当初予定の400kmから300kmへ、第1戦岡山大会以降の大会は300kmを250kmへ、第5戦鈴鹿大会は700kmを500kmへ変更する。
また、2011のSUPER GT大会は「東日本大震災復興支援大会」として開催することとし、各サーキットやチーム、ドライバーと協力し、被災された方々が被害を乗り越えていただくことを支援するとの思いから「がんばろう!日本」を応援メッセージに活動する。2011年 SUPER GT 開催スケジュール第2戦 4月30日・5月1日 富士スピードウェイ第1戦 5月21日・22日 岡山国際サーキット第3戦 6月18日・19日 セパン・インターナショナル・サーキット第4戦 7月30日・31日 スポーツランドSUGO第5戦 8月20日・21日 鈴鹿サーキット第6戦 9月10日・11日 富士スピードウェイ第7戦 10月1日・2日 オートポリス第8戦 10月15日・16日 ツインリンクもてぎ特別戦 11月12日・13日 富士スピードウェイ※第1戦岡山大会は延期に伴い当初予定と異なる日程復興支援大会の内容・入場料など収益の一部を義援金として寄付・オープンピット、ピットウォーク、キッズウォークなど各種イベントでの義援金の受付・応援メッセージ「がんばろう!日本」の発信(レーシングマシンのフロントウィンドーへのステッカーの貼付など)・震災で犠牲になられた方々へ哀悼の意を表し、SUPER GT関係者全員が喪章をつけるとともに、富士大会では半旗を掲げ、レーススタート時に黙とうを捧げる。坂東正明 (GTA代表)地震発生から約一ヶ月が経過した現在も、未だ避難所での生活を余儀なくされている数多くの被災者の方々がおられるなど、被災地の被害は甚大であり、改めて被災された皆さん、その ご家族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。私も、通常SUPER GT のマシン搬送用に使っているトランスポーターに、支援物資を積み込み被災地へ伺い、現地の深刻な状況を目の当たりにし、この度の震災による極めて広範囲に及ぶ被害の状況を実感いたしました。一日も早い復興を心から願うとともに、全力を挙げて復旧作業に携われている皆さんに深く敬意を表します。SUPER GT としても、引き続き被災された方々のお役に立つ支援を実施するとの思いを強くいたしました。GTA は、本日、本年のSUPER GT の大会開催日程を決定いたしました。この時点での決定に対しては、時期尚早ではないかとの意見がある一方で、被災された方々に明るい話題を提供し勇気づける事ができないかとの声もありました。これらの意見を踏まえ、熟考を重ねた結果、私たちに今できること、そしてSUPER GT が果たす役割は、このような時だからこそ、大会を開催し真剣なレースをお見せすることで、被災された方々に勇気をお届けし、復興を全力で支援するとともに、全国のモータースポーツファンの皆さんに夢や希望を提供することではないかとの結論に至りました。なお、今回の決定に際して、サーキットで消費する電力量の低減を意識し、大会スケジュールの変更を行いました。決勝レースの走行距離を短縮し、大会の終了時間を早める他、夜間のピットなどでのスタッフの作業時間も制限します。また、既に本年のSUPER GT は、全戦 復興を後押しする支援大会とすることとし、被災された方々を応援するメッセージとして「がんばろう!日本」を掲げ、年間を通して発信していきます。さらに、大会の収益金の一部を義援金として被災地に寄付するとともに、大会会場では募金箱を設置するなど観戦にこられたファンの皆さんにも義援金活動に ご協力をお願いし、被災された方々を激励したいと思っています。最後になりますが、皆で力を合わせ被災地の方々とともに日本が直面しているこの困難を乗り越えていきましょう。「がんばろう!日本」