プジョーは、2018年の大会を最後にダカール・ラリーから撤退することを発表した。プジョーは、2015年にダカール・ラリーに「プジョー2008DKR」で復帰し、翌年にステファン・ペテランセルが総合優勝。2017年大会でも、セバスチャン・ローブが、チームメイトのステファン・ペテランセルを抑えて総合優勝。3位にもシリル・デプレが入り、表彰台を独占する強さをみせている。
プジョーのスポーツディレクターを務めるブルーノ・ファミンは「今回が我々にとって最後のダカールになる。最高の形で終えたいと思っている」と述べた。プジョーは2018年大会にむけて「プジョー 3008DKR Maxi」を開発。世界ラリー選手権(WRC)で9連覇を達成したセバスチャン・ローブ、ステファン・ペテランセル、F1に参戦するカルロス・サインツの父で55歳のカルロス・サインツの布陣で最後のダカール・ラリーに挑む。「3008DKR Maxiは、効率的な改良を施すことができたと考えているが、ダカール・ラリーではあらゆる環境に直面することもあり、油断することはできない」「プジョースポールのエンジニアたちは年間を通して継続的に開発を続けており、2018年大会に向けても“ドリームチーム”を維持できたことを誇りに思う。このドライバー布陣は経験とパフォーマンスのバランスがパーフェクトだ」 40回目を迎える2018年のダカール・ラリーは、1月6日にペルーの首都リマでスタートし、2週間かけてアルゼンチンのコルドバでフィニッシュする