マツダは、新型「マツダ ロードスター」がワールド・カー・アワーズ(WCA)が主催する2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞したことを発表した。マツダ車が同賞を受賞するのは2008年の「デミオ」以来2度目で、2006年と2014年に「3代目ロードスター」と「アクセラ」が、それぞれ最終候補3車種に選出されている。
また、「ロードスター」はWCAが主催する特別賞の一つである「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」も日本車として初めて受賞しました。1車種によるWCOTY、WCDOTYのダブル受賞は、同賞設立以来初めてとなる。同賞は、2004年に世界各国の自動車ジャーナリストによって創立された自動車賞で、世界23カ国、73名の自動車ジャーナリストの投票により選ばれる。「マツダ ロードスター」は、アウディA4セダン・アウディA4アバント、メルセデス・ベンツGLCに並び最終候補の3車種に選ばれており、ニューヨーク国際自動車ショーにおいて、現地時間3月24日に最終結果が発表された。また、優れたデザインを持つ車を表彰する特別賞WCDOTYでもジャガー XE、マツダ CX-3とともにファイナリスト3車種に選ばれていた。マツダの毛籠勝弘 常務執行役員、マツダモーターオブアメリカ, Inc社長兼CEOは、受賞に際して次のように述べた。「マツダのブランドアイコンであるMX-5をワールド・カー・オブ・ザ・イヤーとワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤーに同時に選んでいただき、非常に光栄です。生産累計台数100万台達成が目前のタイミングでの今回の受賞は、MX-5がかつてないほど若さにあふれ、活気があり乗って楽しいすばらしいクルマだという証であり、同時にその走りと同様デザインがすばらしく、またそのデザインと同様走りもすばらしいという証明です。マツダのデザインチームは今までの魂動デザインに対する人々の認識を新たにするデザインを実現しました。会社の代表として賞をいただきに参りましたが、同時に従業員、そしてセールスパートナーや純粋なオープンスポーツカーを運転して走る歓びを感じた世界中のお客様一人一人をも代表して今回の賞を頂戴いたします。私たちのクルマは広告で使っている『Driving Matters』を体現しています」また、前田育男 執行役員、デザイン本部長は、「今回の受賞は、マツダのデザインがグローバルに高く評価された証として大変誇りに思います。私たちは、カタチに命を与えるというデザインテーマ『魂動』のもと、そのフォルムの美しさに磨きを掛け、新世代商品をつくってきました。今後も日本ブランドとしての誇りを高く持ち、マツダのデザインをより良いものにしていく決意です」と語った。4代目となる新型「マツダ ロードスター」は、「SKYACTIV技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を採用した新世代商品の第6弾となるモデル。昨年、グローバルに導入を開始した同モデルは、大幅な軽量化や人が主役のデザイン、人馬一体の運転する楽しさなどについてお客さまより好評を頂いており、「2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー」「2016年UKカー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなどこれまでに30を超える賞を受賞している。また、今回のニューヨーク国際自動車ショーにおいて、リトラクタブルハードトップモデルの新型「マツダ ロードスター RF」を世界初公開している。