2010年のF1は、2回のピットストップが義務化されるかもしれない。今シーズンは給油が禁止されており、レース戦略があまりに単純化するのではと懸念する声もあり、これまでもこの案は議論されてきたが、F1委員会は採用を見送っていた。F1委員会は、F1チーム、プロモーター、サプライヤー、スポンサーで構成されており、メンバーであるロス・ブラウンは「様々な意見があった」と語る。
今のところ、レース中はブリヂストンタイヤの2種類のコンパウンドを両方使用しなければならず、事実上は最低1回のピットストップが義務付けられている。今回の案は、レース中にどちらかのコンパウンドを2回使うことを義務付け、最低2回のピットストップを義務化するというもの。ブラウンは2回のピットストップの義務化に対して「レース戦略がどのように働くか、少し懸念がある」とBBCにコメント。「チーム、レースがどうなるかを考えてみるべきだと感じている。望んでるショーが行われないなら、再検討しなければならないだろう」タイヤのみのピットストップは3秒以下になるとされ、今週のバレンシアテストでは各チームが新しい幅の狭いフロントタイヤを初めて試した。「レースがどうなるのかはまだ予想できない」と語るロス・ブラウンは、2度のピットストップ義務化の問題は再び検討されることになるかもしれないと説明するが、「このような変更を検討するのは、数レース待ったなければならないだろう」と認めている。
全文を読む