佐藤万璃音が、2019年のユーロフォーミュラ・オープン(EuroFormula Open)のチャンピオンを獲得した。ユーロフォーミュラ・オープンは、ダラーラ製のF3シャシーを使用したシングルシーターシリーズ。F1が開催されているシルバーストン、モンツァ、スパ・フランコルシャンといったヨーロッパの9つのサーキットを転戦し、9チーム、21名のドライバーがチャンピオンシップを争う。
佐藤万璃音(20歳)は、自動車メーカーのバックアップなしでイタリアF4、ヨーロッパF3と海外での経験を積み、今年はモトパークからユーロフォーミュラ・オープンに参戦している。シーズン途中にカンポスからF2への参戦が決定した佐藤万璃音は、第7戦シルバーストンを欠場したが、第8戦バルセロナで復帰。レース1を9位でフィニッシュし、264ポイントを獲得し、3レースを残して2019年のチャンピオンを獲得。8勝、6回のポールポジションを獲得する圧倒的な強さをみせた。レース2でも6位でフィニッシュしている。「カートを卒業してから初めてのタイトル。エンジニアに常に最高のクルマを作ってもらって、メカニックは今シーズン1度もテクニカルフェイリュアーのない完璧な仕事。チームのみんな、家族、応援してくれる方々に感謝しきれません。まだまだ長い道のりの途中です。また今週も頑張ります」と佐藤万璃音は語った。なお、バルセロナでのレース2では名取鉄平が初ポール&初優勝&初ファステストラップを記録している。ユーロフォーミュラ・オープンは、10月12~13日にモンツァで最終戦を迎える。
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