レッドブル・エアレースの最終戦となる第4戦千葉大会が9月8日(日)に千葉の幕張海浜公園で行われ、日本人パイロットの室屋義秀が劇的な逆転優勝を果たし、有終の美を飾った。予選を5番手で終えていた室屋義秀は、決勝のラウンドオブ14でまさかの敗退。だが、敗者のなかで最も速いタイムを記録した“ファステスト・ルーザー”として敗者復活。
その後はラウンドオブ8を勝ち進んだ室屋義秀は、ラウンドオブ4でノーペナルティの素晴らしいフライトを見せ、逆転で勝利を収めた。ランキングでは1ポイント及ばず2位でシーズンを終えた室屋義秀だったが、ラストレースで有終の美を飾った。レッドブル・エアレースは、2013年以降、90戦以上のレースを開催。世界で最も優れたパイロットたちが高速飛行で華麗なテクニックを披露してきたが、今シーズン限りでの終了が決定。2017年には室屋義秀がアジア人初のワールドチャンピオンに輝いている。