ウィリアムズの副チーム代表クレア・ウィリアムズは、今後4年間のエンジン規約が確定した今、F1チーム代表が2020年以降の新しい商業契約についての交渉を開始することになると考えている。数カ月にも及ぶ交渉の末、新しいボディワーク規約に加えて、コスト、供給義務、パフォーマンス収束、ノイズを統制するエンジン規約が、2017年の導入にむけてようやく決定した。
コンコルド協定に代わってF1の主催者とチームとの間で合意されている現在の協定は、2020年末で終了する。その時までには4年以上あり、F1ボスが新しい契約を固めるにはまだたくさんの時間がある。「全員が2017年レギュレーションとパワーユニトについて今日のポイントにたどり着くために膨大な努力をしてきました」とウィリアムズはコメント。「そして、それらが結ばれた今、2020年以降のコンコルド協定だけでなく、F1が2020年以降に何を見据えていくかについて話し合う時期に移行していくと想像してます」現在の統治システムは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル、ウィリアムズ、マクラーレン、フォース・インディアから成り立つ戦略グループで議論が開始され、F1の戦略的な方向性について議論させ、まとめられていく。その後、F1委員会がそれらの提案を裁決し、支持を得た後、世界モータースポーツ評議会への進んで、レギューションに含まれることになる。戦略グループが2020年後にも存続することを望んでいるかと質問されたウィリアムズは「そうですね、現実的な代案が出てくるまでには達していません」とコメント。「いくつかの良いものを推し進めてきました。代替案はどのようなものがあるでしょう?」「バーニー(エクレストン)が6票、ジャン(トッロ/FIA会長)が6票、そして、チームが6票を持っていますが、彼らは我々の話を聞きます」「彼らがとにかく“ノー”を突き通して、強引に突き進むようなケースは経験していません。予選は別ですが」「しかし、それもかなり素早く解決しました。我々全員が立ち上げり、ノーと言い、彼らは我々に同意しました」将来の商業交渉について、チームが連合してFIAとバーニー・エクレストンへの発言権を得るために2008年に設立されたF1チームの協会FOTAは、2014年に解散した。ウィリアムズは、今後そのような組織が復活するとは思っていないが、それでもチームは共通の決定に至ることができることを証明したと考えている。「FOTAが復活するとは思っていません。ですが、団体交渉はまだあります」とクレア・ウィリアムズはコメント。「予選を見て欲しい。我々全員がまとまり、全員が話をし、ポジションに同意しました。「グループに名前をつけたり、それを世話する管理者はいないかもしれませんが、それでも我々はまとまって、立ち位置を決定する必要がときがあります。ただ、形式化されていないだけです」