ブリヂストンが、F1日本GPの予選、そして午前中のフリー走行を振り返った。午前中はドライコンディションでスタートし、予選ではドライへ変化。そのため、今日一日でブリヂストンが日本GP用に用意する4種類全てのタイヤが使用された。ブリヂストンの浜島裕英は、リアタイヤの摩耗が鍵となると語る。
浜島裕英 ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長「昨シーズンはウェットで霧のコンディションでしたが、今年の富士はドライの予選セッションになり良かったです。また、エキサイティングなセッションでした。Q2とQ3のタイムの違いが興味深く、明日は異なる様々な戦略が見られると思います。今日は午前中にウェットとエキストリーム・ウェット、午後にミディアムとソフト・コンパウンドと全種類のタイヤが使われ、我々ブリヂストンにとっても興味深い1日でした。チームはデータをたくさん収集できたと思いますので、明日のレースは空模様を見てタイヤ選択を考えることができるでしょう。ドライバーにとってはリヤタイヤの性能の落ちが最も重要な課題となります。いかにこれをマネージするかが、良いリザルトを達成するキーポイントです。雨が降らなければ路面は更に改善される余地があるでしょう。グルーブのグリーンが消えて行く様子を見ているとクルマ、セットアップ、ドライバーによってタイヤの使われ方が異なることが分かりますので、レースを観戦される方にはその点にも注目していただきたいと思います。通常のサーキットではタイヤ内側のグルーブが先に摩耗していきますが、チャレンジングな富士のコースは外側のグルーブから摩耗していきます」