日本のeスポーツ競技団体3団体は1日(木)、合併して新たに「日本eスポーツ連合(略称・JeSU)」を設立したことを発表。今後、eスポーツの大会の出場者にプロライセンスを発行することで、高額賞金の大会を開催しやすくなる。eスポーツ(エレクトリック・スポーツ)とは、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲームをスポーツ・競技として捉える際の名称。
JeSUの活動内容はライセンス発行のほか、eスポーツに関する調査や研究を実施。また、2月10日に開幕するゲームイベント「闘会議」でライセンスを発行する公認大会を初開催する。ライセンスは賞金を受けれるものと受けとれないものの2種類を用意する。JeSUは、eスポーツがオリンピックの公式競技に認定されることを見据えて、日本オリンピック委員会(JOC)への加盟を目指す。理事に就任したGzブレインの浜村弘一社長は「ライセンスを発行することで、報酬を得られるプロゲーマーが増加し、eスポーツの認知度が上がる」と述べた。モータースポーツ界でもeスポーツは発展しており、F1ではeスポーツ大会『F1 eスポーツ・シリーズ(Formula 1 eSports Series)』を開催。また、将来のF1のレギュレーション変更をeスポーツを用いてバーチャル環境で評価している。また、F1チームのマクラーレンは、同社が開催したeスポーツ大会『World's Fastest Gamer』で優勝したオランダ出身のルディ・ヴァン・ビューレン(25歳)とF1公式シミュレータードライバー契約を結んでいる。