マクラーレンF1のオスカー・ピアストリは、2026年F1シーズンに向けて、チーム内で議論を呼んだいわゆる「パパイヤ・ルール」に変更が加えられる可能性があることを示唆した。24歳のピアストリは、2025年シーズン最終戦のアブダビGPでチームメイトのランド・ノリスがタイトルを決めたことで、自身初のF1ワールドチャンピオン獲得のチャンスを逃した。
ランキングではノリスに次ぐ2位ではなく、4度の世界王者であるマックス・フェルスタッペンがノリスの後方につけ、ピアストリは首位から13ポイント差の3位でシーズンを終えている。2026年F1シーズンに向けた大規模なプレシーズンテストを前に、ピアストリはオーストラリアのテレビ番組『The Today Show Australia』に出演し、2025年にタイトル争いに迫った経験について振り返った。その中で彼は、昨シーズンから「良い面も悪い面も含めて多くの教訓を得た」と認めている。「パパイヤ・ルール」は必要に応じて調整2025年シーズンの15戦にわたってドライバーズランキング首位に立っていたにもかかわらず、ピアストリは振り返りたくない場面も多かったと明かした。その多くは、マクラーレンのチームオーダーを巡る判断が原因だったという。F1においてチームオーダー自体は珍しいものではないが、マクラーレンの対応は2025年イタリアGPで特に大きな反発を招いた。このレースでは、ピアストリがノリスにポジションを譲るよう指示を受けた。モンツァでのレース終盤、47周目にノリスはピットインしたが、ピットストップに大きな遅れが生じ、その間にピアストリがトラックポジションを逆転した。しかし、ノリスがピアストリの後方でコースに復帰すると、ピアストリは自身に非がないにもかかわらず、順位を戻すよう求められた。結果的にマクラーレンはレース勝利をフェルスタッペンに奪われ、ノリスとピアストリはそれぞれ2位と3位でフィニッシュしている。最近のインタビューで、ピアストリは「パパイヤ・ルール」が自分に与えた影響を過度に強調すべきではないとしつつ、チーム内では今なお議論が続いていることを明かした。「これは舞台裏ではよく話し合われている。世間で言われているほど大きな問題でも、大きな議論でもないと思っている。でも、僕たちにはレースの進め方があって、それは常に進化している」とピアストリは語った。「レビューは行うし、すでに行っている。まったく同じやり方を続けたいのか、少し変えたいのか。だから、次にレースをする前に、その点は完全に整理するつもりだ」さらにピアストリは、チームの意図についても次のように述べている。「僕にとっては、常に意図は正しい方向にあったと思っているし、もし必要だと感じれば、少し手直しをして、僕たち自身の負担を軽くすることになると思う」マクラーレンF1が2026年F1シーズンでどのような形でチームオーダーを運用するのか、今後も注目が集まりそうだ。
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