オスカー・ピアストリがラスベガスで発生したSNS騒動について、意図的なものではないと強調した。発端となったのは、マクラーレンがタイトル争いでランド・ノリスを優遇していると示唆する投稿が、24日の早朝にピアストリ本人のInstagramストーリーに“再投稿”され、すぐに削除された一件だった。この投稿は、バーニー・エクレストンが「マクラーレンはスター性とカメラ映えのするノリスを好む」とコメントしたとされるグラフィック。再投稿の真偽と意図をめぐってファンの議論が一気に再燃し、センシティブなタイトル争いの最中に波紋...
意図を否定「起きたらもう投稿されていた。理由は分からない」ピアストリは状況について RacingNews365 に次のように語った。「分からないんだ。朝起きたらそれが投稿されていて、どうしてそうなったのか自分でも分からない。多分、寝ている間に誤ってやってしまったのかもしれない」「もちろん意図したものではない。でも、何が起きたのか自分では分からないんだ。だから本当に何とも言えない」エクレストンの発言自体は11月上旬から拡散されており、今回の“誤投稿”は、ここ数戦ノリスに得点で後れを取っているピアストリに対する外部からの注目が高まる中で重なった。ノリスは「関係悪化の噂」を一蹴「動画が減ったのは単に依頼を減らしただけ」一方で、チーム内の関係性に疑問が投げかけられている状況について、ノリスはラスベガス前にこう強調していた。「最近チームのSNS動画が減っている理由は、僕らが“少なくしてほしい”とお願いしたからだよ。僕たちはレーシングドライバーであって、動画を撮るためにここにいるわけじゃない」「お互いに尊敬しているし、自分たちが置かれている状況も理解している。クルマを降りれば、冗談も言えるし、デブリーフでも笑い合っている。関係は今まで通りだ」そして、タイトル争いが関係性を損なっているかという問いには明確に否定した。「僕たちはしっかり協力し合えているし、関係はこれまで以上に良いと思うよ」ラスベガス決勝はノリスがポール、ピアストリは5番手からマクラーレンは土曜のレースを、ノリスがポールポジション、ピアストリが5番手という体制で迎える。両者とも「チームとしてベストの結果を目指す」と繰り返し強調しており、SNS騒動に揺れる中でも、タイトル争いとチームの成績に集中する姿勢を崩していない。