オスカー・ピアストリは、来年導入される新しいF1レギュレーションについて「ファンに最高のショーを届けるために細かな調整が必要だ」と語った。オーストラリア人ドライバーは、2014年以来となるF1大改革となる2026年規則について意見を問われたドライバーの一人だ。DRSの廃止と代替システムの導入、グラウンドエフェクトの縮小、内燃エンジンと電動パワーの均等化などがその柱となっている。
この件については、シャルル・ルクレールの懐疑的な見解からルイス・ハミルトンの「魅力的だ」という姿勢まで、さまざまな意見が出ている。ウィリアムズ代表のジェームス・ボウルズも、ドライバーの作業負担が「非常に難しいものになる」として見直しを求めていた。ピアストリは夏休み前のハンガリーGPを前にメディアに対して、まだ修正が必要な点があると示唆した。「最近実際に走らせてみたけど、来年レースを始めるまでにまだ分からないことがたくさんあると思う」と彼はモータースポーツウィークなどのメディアに語った。「まだ多くの開発が進行中だから、あまりコメントしたくない。でも今のマシンや、僕らのほとんどがこれまでに乗ってきたものとは確実に大きく違うだろう。ただ、似ている部分も残っている」ピアストリは、問題解決に向けた会話においてFIAが協力的であると述べ、グリッド全体でチームが協力し合っているとも強調した。「確実に対処すべき課題はあるけれど、FIAはそれにとても前向きに応じてくれている。チーム同士もうまく協力していると思うし、最終的には来年最高のショーをどう見せられるかにかかっている」と彼は付け加えた。ピアストリ「2026年マシンは多くの点で異なる」ピアストリは操縦性について詳細を語ることは避けたが、現行マシンから大きく変わることになると説明した。「必ずしも扱いにくいというわけではなく、ただ多くの点で違うんだ」と彼は認めた。「僕らがレースを始めるまでに、スポーツとして少し微調整できる点はあると思うけど、基本的には今とは違うものになるだろう。ただ、F1をとてもエキサイティングで競争的なスポーツにできる力はまだ十分にあると思う。見た目はかなり違って見えるだろうけどね」新しいマシンへの取り組み方については、ピアストリはハミルトンの意見に同意し、挑戦を楽しむべきだと述べた。「その点については間違いなく同意する。今ある課題の中には必要のないものもあって、競争やショーに何も貢献しないものもある。そうした点は変える必要があると思う」「でも、課題はたくさんあるし、その多くはワクワクするものだと思う。違いを生み出せる点や、有利にも不利にもなり得るポイントになる。ただ、誰にとってもプラスにならない課題は変えるべきだ」
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