スクーデリア・アルファタウリのニック・デ・フリースは、自身のF1の将来について疑念を抱いているレッドブルF1のヘルムート・マルコが間違っていることを証明したいと語った。デ・フリースは、F1初のフルシーズンで難しいスタートに直面しており、2023年シーズンの開幕8レースでまだポイントを獲得していないわずか2人のドライバーのうちの1人となっている。
アルファタウリでのスタートが期待外れだったため、デ・フリースの将来については憶測が飛び交い、マルコはレッドブル・レーシングのF1チーム代表であるクリスチャン・ホーナーがデ・フリースとの契約に躊躇していたのは正しかったと認め、デ・フリースへのプレッシャーを強めている。『The Inside Line』ポッドキャストで、ホーナーとドライバーの起用について意見が合わないことが多いかと問われたマルコは「頻繁ではないが、時々意見が相違することがある。最後は…デ・フリースだと思う」と語った。「基本的にはアルファタウリだが、我々は大家族なので意見はある。彼(ホーナー)はデ・フリースのファンではなかった。現時点では彼が正しかったと言えるだろう。」今週末のオーストリアGPに先立って木曜、デ・フリースはマルコのコメントについて言及した。 「僕がトラックで彼の間違いを証明すれば、マルコも喜んでくれると思う」とデ・フリースはコメント。「ある意味でそれが僕が感じているすべてだし、、僕のコントロールできる範囲だ。それだけだ」自分へのプレッシャーを和らげるためにできることはあるかと聞かれたデ・フリースは「でも、無理に何かをする必要もない」と答えた。「ある意味で準備ができていないのに、無理に頑張ったり、無理にやろうとしたりすると、必ずミスが起こる」「だから大事なのは、今のまま続けていくこと、仕事に集中し続けること、忍耐強くいることだと思う。そうすれば可能性はあると思うし、事態が収束するのは時間の問題だ」チームメイトの角田裕毅は、デ・フリースは状況を好転させることができると支持を表明。角田自身も2021年のアルファタウリでの初F1キャンペーンで難しいスタートを切っている。「ニックはすべてをまとめなければならないと思う」と角田裕毅は語った。 「ペースはあると思うので、あとは良いリズムを見つける必要があるだけだ。これまでのところ、ほとんどのレースで彼はおそらく安定性の点で非常に苦労していた」「最終的には彼はそこに到達すると思う。なぜなら、過去のレースや過去の結果で、彼はそれができるということを示している。だから、彼はきっとそこに到達できるだろう」