スクーデリア・アルファタウリのニック・デ・フリースは、2023年F1アゼルバイジャンGPの予選Q1でクラッシュを喫した。デ・フリースは、明らかなブレーキ・バイ・ワイヤーの問題でQ1のスタート直前にガレージに戻されたが、同様の問題がクラッシュにつながったという兆候はまだない。
「今日は残念だった。僕たちのパッケージはFP1では非常に強力だったので、予選でそのアドバンテージを活かせることを期待していた」とニック・デ・フリースはコメント。「その予選はちょっとした問題とともに始まった。精査する必要があるけど、とにかくスムーズなスタートではなかった。まだチームと話せていないので結論を急ぎたくない。データを確認・分析して、何が起きたのかを判断したいと思う」「明日は仕切り直しになるけど、7位・8位を狙っていきたい。歴史的にバクー市街地コースはスタートを筆頭にかなりラフな展開になる可能性があるので、状況を見守りたいと思います」「アゼルバイジャンに持ち込んだアップデートはかなり期待できるので、今夜チームと一緒に残りのレースウィークエンドに向けてどこが良くできるのかを探っていく」スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ニック・デ・フリースの問題について「残念なことに、予選スタートのために車列に並んでいる間にニックのマシンに小さな問題が発生したため、彼をガレージに戻して問題を解決しなければならなくなった」とコメント。「この結果、彼はラップを失ってしまい、タイヤに熱を入れることができなかった。そして、ターン3でロックアップしてウォールに突っ込み、予選終了となった」