日産自動車が日産e.damsチームとして初参戦した「ABB FIAフォーミュラE選手権」のシーズン5は、世界12都市で13戦にわたり争われた。日産はセバスチャン・ブエミとオリバー ローランドの2名のドライバーによって、優勝1回、5戦連続を含む6度の表彰台を獲得した。また、シーズン最多となる6回のポールポジションを獲得し、2名合わせて16回のスーパーポールシュートアウト進出もシーズン最多記録となった。
日産e.damsは今シーズンのチームランキングで4位となり、ブエミはドライバーズランキング2位、ローランドは10位の成績を残した。セバスチャン・ブエミは第12戦で今シーズンの初優勝を飾った。また、4戦連続して表彰台を獲得したことに加え、スーパーポールシュートアウトには1シーズンの史上最多記録となる11回の進出を果たした。オリバー・ローランドは中国大会で日産に初めての表彰台をもたらし、モナコ大会でも表彰台に上がった。ローランドはランキング10位でシーズンを終えたが、これはルーキードライバーとしては最上位の成績となる。日産はフォーミュラE選手権に参戦することで、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の優れたパフォーマンスを広く訴求してきた。日産は昨年11月、フォーミュラEのチーム体制の発表にあわせ、日産のEV技術が実現するエキサイティングなゼロ・エミッションの走りを提供するEVレーシングカー「NISSAN LEAF NISMO RC」を公開。また、フォーミュラEを開催する会場や世界各地の空港、さらに広告やソーシャルメディアなどを通じて、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の魅力を伝えてきた。日産のグローバルヘッドオブマーケティング、カスタマーエクスペリエンス、ブランド戦略 担当の専務執行役員であるルー・ドゥ・ブリースは次のように述べた。「フォーミュラE選手権参戦初年度のこの結果を非常に誇りに思います。日産に初優勝をもたらしたセバスチャン ブエミ、そして6つの表彰台と6つのポールポジションを獲得した日産e.damsチームの全員を祝福します。この素晴らしい結果は、『ニッサン インテリジェント モビリティ』を広める多大なる機会を提供くれました」日産グローバルモータースポーツダイレクターであるマイケル・カルカモは、今シーズンを次のように振り返った。「デビューシーズンの成果に大変満足しています。レースで良い成績を残しただけでなく、『ニッサン インテリジェント モビリティ』のメッセージを世界中に伝えることができましたし、世界中のファンやお客さまから大きな反響をいただきました。そして、世界中の日産社員や販売会社の皆さんに対しても電動車両が私たちの生活において、今後果たしていく大きな役割に期待を高めるプラットフォームを提供できたと思っています」11月に始まるシーズン6に向け、すでに準備は始まっている。次シーズンは、韓国で初めてレースが開催され、最終戦はロンドンでの2連戦となる予定。
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