ニキータ・マゼピンは、2シーズン前にF1から追放されて以来、F1を観戦するのは難しいことを認めた。ハースF1チームから解雇され、西側諸国からも制裁を受けたロシア人ドライバーのマゼピンは、最近ようやくセパンで開催されたアジアン・ル・マン・シリーズでサーキットレースに復帰し、優勝を飾った。
まだ24歳のマゼピンは、アジアン・ル・マン・シリーズで優勝すれば伝説の24時間レースのグリッドへの出場が確実となるため、2024年のル・マンに照準を合わせている。「カレンダー次第ではあるけど、本当にル・マンに出たいと思っている」とマゼピンはChampionatに語った。 「デイトナにも参戦したいと思っている」「F1のことも忘れてはいないけど、まだ難しいところがある。ル・マンに出場することは可能だけど、制裁を忘れることはできない」「幸いなことに暫定措置はあるが、例えばビザの問題など、依然として困難はある」そのためマゼピンは、現在進行中のロシア・ウクライナ戦争の影響は、レーシングドライバーとしての彼のキャリア全体にとっていまだに暗雲となっていることを認めた。「一歩進んで二歩下がり、三歩進むという感じだ」とマゼピン。「それでも、F1の後では、アジアのシリーズは格下げだ。でも、できることならF1に復帰できるよう、適正な体重と体型をキープしようと努めている」「でも、僕は人間だ。僕のキャリアを終わらせるつもりは絶対にないけれど、この地球での年数は決まっているんだ」マゼピンは、F1から追放されてからは、グランプリをテレビ観戦するのが難しくなったことを認めている。「テレビでグランプリを見るのは必ずしも楽しい気分ではない」とマゼピン。「ストレスさえ感じる。モスクワから飛行機で4時間のところに、ヨーロッパでグランプリが開催されているトラックがあることは知っているけど、いくつかの主観的な理由でそこに行くことができない」「24歳の人間にとって、これは心理的に難しい挑戦だ」
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