ハースF1から今年デビューを果たすニキータ・マゼピンは、投稿した動画を巡る騒動から次に進むために十分なことをしてきたと考えており、起こったことから学んだと主張した。ニキータ・マゼピン(21歳)は、12月9日に彼のInstagramに車の後ろで女性の身体に触れようとしている動画を投稿。動画はすぐに削除されたが、キャプチャされてソーシャルメディアで拡散された。
ハースF1は、動画を“忌まわしい”と非難し、ニキータ・マゼピンは謝罪。F1とFIA(国際自動車連盟)はそれ以上の措置は講じず、ハースF1に対応を任せた。ソーシャルメディアではニキター・マゼピンを解雇するよう求める運動も起こったが、ハースF1はこの問題をチーム内で扱ったとの声明を発表し、予定通りにニキータ・マゼピンを2021年のドライバーに起用すると明言した。ニキータ・マゼピンは、今回の騒動後、初めてESPNのインタビューに答えた。「まず第一に、事件全体に関する12月の僕の行動が間違っていたと言うことが非常に重要だと思う。私はそれに対して全責任を負う」とニキータ・マゼピンは語った。「これは非常に大きな学習経験だったし、この種の問題について以前よりもはるかに知識が豊富であると自信を持って言えるので、その点については少しポジティブかもしれない」また、ニキータ・マゼピンはまた、事件以来、女性とはまったく連絡をとっていないと述べた。だが、ハッシュタグ #WeSayNoToMazepinは、事件以来、ハースF1がニキータ・マゼピンのコンテンツを共有するたびにTwitterでトレンドになっている。ニキータ・マゼピンは、その経験から学んだと主張するものの、自分自身を教育するためにどのような措置を講じたかとの質問には詳しくは答えなかった。「彼らが自分の気持ちが正しい、僕の行動が正しくないと考えてることは完全に理解している」とコメント。「僕はそれを誇りに思っていない。進歩することが重要だ」ニキータ・マゼピンは、レーストラックで行動を示すことでファンの見る目を変えていけると考えている。「過去21年間僕と一緒にいた人々は、僕がどういう人かを知っている。人々にとってそれを偽造することは非常に困難なことだし、僕はそんな人ではない」「コース外ではこれまでと同じようにいるつもりだ。浮き沈みはあったけど、それは人生の一部だ。レースが物語るはずだと思っている」「自分はコース上で非常に優れたレーサーだと思っている。自分は速いレーサーだと思っている。実際、僕が素晴らしいレーススキルを持っていることを、現時点で僕を好きではないかもしれない人々に示すという挑戦を楽しみにしている。うまくいけば、僕への認識は変わるだろう」
全文を読む