武藤英紀は、インディカー第10戦トロントの予選を18番手で終えた。舞台となるストリート・オブ・トロントは、カナダ最大の都市トロントのダウンタウンを舞台にしたストリートコースで、かつてはCARTとチャンプカーが開催されてきた伝統のコース。武藤英紀は、バンピーな路面にマシンセッティングを合わせていくことができず、走行初日のプラクティス2回目にアクシデントを起こした。予選でのベストタイムは1分02秒1453で、スターティンググリッドは22番手と決まった。
武藤英紀 (22番手) 「ブレーキングでのマシンの挙動が安定せず、その改善がうまくいかずにいます。路面の凹凸の影響を受けたマシンはバランスを崩しやすく、さらに予選では早い段階でタイヤを傷めてしまいました。チームメートのグレアム・レイホールともども、我々のマシンはセッティングで何かが足りていません。それが何なのか、発見しないとなりません。予選に比べれば、決勝用のマシンの方がいいものにはなるでしょう。明日は後方グリッドからのスタートとなるので、作戦面ではギャンブルに出ることもありえます。それに成功すれば上位で戦うことも可能になると思います」
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