F1は、過去の名勝負を配信する『F1 Rewind』の第4弾として2019年のF1イタリアGPを4月11日(土)に無料配信する。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって2020年のF1世界選手権のスタートが延期されるなか、F1は『F1 Rewind』と題して過去の名勝負を無料配信。今週末は2019年のF1イタリアGPがピックアップされた。当日はSNSであたかも現在レースが行われているかのような投稿が行われる。
2019年の第14戦 F1イタリアGPは予選から波乱の展開。完璧なトウを獲得できれば0.7秒を得らえるモンツァではトウを巡る駆け引きが結果を左右した。キミ・ライコネン(アルファロメオ)のクラッシュによりQ3は残り6分で赤旗中断。赤旗が解除されてセッションが再開されても誰も出て先に出ていこうとはしない。2分を切ってルノーのニコ・ヒュルケンベルグがピットを出ると全車が続々と続く。ヒュルケンベルグはターン1でコース外に出たが後続がスロー走行して結局前のまま。その後も全マシンがスロー走行して、時間内にラインを通過できたのはカルロス・サインツのみ。サインツは7番手で終え、1回目のアタックで1分19秒307でトップに立っていたシャルル・ルクレールのポールポジションが確定した。ルクレールは2戦連続4度目のポールポジション。フェラーリの母国イタリアのファンを盛り上げた。 この投稿をInstagramで見る FORMULA 1®(@f1)がシェアした投稿 - 2020年 4月月10日午前10時31分PDT フェラーリの聖地としても知られ、ティフォシがスタンドを赤に染める独特な雰囲気を作り出された決勝。ポールポジションからスタートしたルクレールは、ルイス・ハミルトン、続いてバルテリ・ボッタスからレースを通して1秒間隔の激しいプレッシャーを受けるが両者を抑え込み、自身2勝目となる2連勝。ティフォシの大歓声のなかでフェラーリに今季2勝目をもたらした。フェラーリのドライバーのモンツァでの勝利は2010年のフェルナンド・アロンソ以来9年ぶり。表彰台の下には大勢のティフォシがなだれ込み発煙筒がたかれる独特の雰囲気となった。一方、チームメイトのセバスチャン・ベッテルは序盤に単独スピン。安全ではない方法でコースに復帰したとして10秒のストップ&ゴー・ペナルティを科せられる不甲斐ないレース。ドライバーズ選手権でもルクレールに上回られ、“ナンバー1”論争に拍車がかかった。2019年 F1イタリアGP 無料配信4月11日(土)14時UTC(日本時間23時)・F1公式Facebookhttps://www.facebook.com/Formula1/・F1公式YouTubeチャンネルhttps://www.youtube.com/user/Formula1/・F1公式サイトhttps://www.formula1.com
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