ビニャーレスが4位獲得、ロッシはリタイア。Monster Energy Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスが表彰台争いを展開して4位を獲得。チームメイトのバレンティーノ・ロッシは思うようにペースを上げられず、トップ10を目指しながら残り4ラップで転倒してリタイアとなった。ビニャーレスは4番グリッドからスタート後、ポジションをキープして第1コーナーへ進入。しかし第2コーナーへ向けてふたつ順位を下げるなど、1周目終了時点で7番手となっていた。
3ラップ目には1台抜いて6番手に上がり、A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)のテールにぴったりとついてゆく。そしてふたり揃ってJ・ミラー(ドゥカティ)とフランコ・モルビデリをパス。これで4番手に浮上したビニャーレスはさらにプッシュして表彰台を目指していったが、わずかに届かず、トップから2.608秒差の4位でチェッカーを受けた。一方のロッシは10番グリッドからスタート。1ラップ目を14番手で終えたあと懸命に挽回し、3ラップまでに1台、5ラップまでにもう1台をパスして着実に順位を上げていった。これで12番手に上がったロッシは、P・エスパルガロ(KTM)にプレッシャーをかけて8ラップ目でパス。ここからはトップ10までの2.8秒差を縮めるために全力を尽くし、12ラップ目でD・ペトルッチ(ドゥカティ)の後方に迫ると、15ラップ目からは熾烈な10位争いを展開した。ところが21ラップ目の第1コーナーで転倒。これでリタイアを余儀なくされレースを終了した。4位獲得のビニャーレスは、ランキング3位と同ポイントに並んでランキング4位をキープ。ロッシはビニャーレスから31ポイント差のランキング7位に後退した。ヤマハはコンストラクターズランキング3位をキープ、Monster Energy Yamaha MotoGPもチームランキング3位を維持している。クアルタラロが2位を獲得し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定!PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが2位を獲得し、最終戦を待たずにルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定。チームメイトのフランコ・モルビデリも6位獲得と健闘した。クアルタラロはフロントローから絶好のスタートを切ってポールシッターのM・マルケス(ホンダ)に続いた。序盤で何度か仕掛けてトップに立ったあと、中盤以降は2番手をキープしてタイヤを温存。そのまま最後まで順調に走り切り2位でチェッカーを受けた。この結果、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを決定したほか、トップ・ルーキーのリードを38ポイントに拡大してランキングでも6位へ浮上した。一方のモルビデリも序盤は3番手につけて表彰台争いに加わったが、そのあと少しずつ順位を下げて6位となった。ここ5戦で4度目のトップ6入りと調子を上げており、貴重なポイント獲得によって、自らのランキングを10位に上げただけでなく、チームランキングにも貢献。チームは第16戦終了現在、トップサテライトとして7ポイントのリードを築いている。Monster Energy Yamaha MotoGPマーベリック・ビニャーレス(4位)「とてもポジティブなレースでした。スタート直後はクラッチロー選手とドビツィオーゾ選手と激しい競り合いになり、早めに前に出たかったのですが、なかなかうまくいきませんでした。それでも終盤になるとリズムがよくなってきたのでドビツィオーゾ選手との表彰台争いになったのですが、結局はパスすることができず4位に留まることになってしまいました。今回はマシンのポテンシャルをほぼすべて出し切ることができました。次のオーストラリアでは、もっと多くを出せるように頑張ります。ベストを尽くし、懸命にプッシュし、フロントローを狙っていきます。今日もしもフロントローからスタートしていれば、決勝もいい戦いができたはず。もう少しのところまで近づいてきているので、あとちょっとを詰めるためにハードワークを続けていきます。フィリップアイランドは大好きなコースです。でも今回と同様の目標を持って臨み、ハードワークの末に表彰台を勝ち取ります」バレンティーノ・ロッシ(DNF)「スタートで大きく遅れてしまいました。第1コーナーではなく、そのあとで集団の混乱に巻き込まれてしまったのです。そこから素早くポジションを挽回していくにはペースが十分ではありませんでした。それでもなんとかひとつひとつ上げていったのですが、後方からのチャレンジは難しく、ここまでが精一杯でした。まだデータを見ていませんが、最後はおそらく小さなミスをしてしまったのだと思います。難しいレースでした」マッシモ・メレガリ(チーム・ディレクター)「今日はもう少し上を狙えると考えていました。ビニャーレス選手は競り合いの激しい序盤で順位を下げ、挽回するのに時間がかかってしまいました。彼のペースだけを見れば表彰台は確実だっただけに残念ですが、貴重なポイントを獲得したことでランキング3位にまた一歩近づいています。ロッシ選手にとっては非常に厳しいレース展開になりました。グリッド4列目からのスタートでさらに順位を落とし、最後は第1コーナーで転倒してしまいました。今日のことは忘れて、来週金曜日にはまた新たなスタートを切りたいと思います」PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamファビオ・クアルタラロ(2位)「シーズンの初めに掲げた目標、トップルーキーを獲得することができたので、とてもうれしいです。当初は50ポイントや90ポイントを考えていたので、ここまで163ポイントを獲得できたのは驚くべき成果と言えます。実際、私たちの活躍は多くの人を驚かせていると思います。そして今日から"私がルーキー・オブ・ザ・イヤーです"と言えることはとても幸せです。1年前はMoto2で15位あたりを走っていた私がここまで成長できたのは、PETRONAS Yamaha SRTとヤマハが私に信頼を置いて支えてくれたからに他なりません。私のほうも彼らの信頼を裏切らないよう全力を尽くし、ともに協力し合って目標を達成したのです。ランキング争いはまだ続きますが、そのことはあまり考え過ぎずに、ひとつひとつのレースに取り組んでいくつもりです」フランコ・モルビデリ(6位)「ポテンシャルを証明し、よい成績を獲得できました。この勢いを次のオーストラリアにつなげたいと思います。とは言え、もっと上を目指していただけに悔しい気持ちもあるのですが、決勝スタート後すぐに、昨日までの状態には届いていないことに気づきました。それでも6位を獲得できたことは、とくに終盤での苦しい状況を思えば、十分に評価できることだと思います。今回の最大の成果はスピードの向上です。これをさらに前へ進めていくことが重要です」ウィルコ・ズィーレン...
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