ロッシが2位を獲得、今シーズン初の表彰台を獲得Monster Energy Yamaha MotoGPのバレンティーノ・ロッシが第2戦アルゼンチンGPで、最終ラップの第7コーナーで見事なオーバーテイクを見せ、2位でチェッカーを受け今季初表彰台を獲得した。チームメイトのマーベリック・ビニャーレスは同じく最終ラップで不運な結末。他車の転倒に巻き込まれてリタイアとなった。
ロッシは4番グリッドから好スタート。4番手をキープして第1コーナーに進入し、間もなく2番手へ浮上した。そのまま後続を引き離そうとペースを上げるも、一時は5番手に後退して集団に飲み込まれてしまうが、ここから着実に挽回を図り、集団の先頭へ出て2番手に復帰を果たした。7ラップ目にはコーナーではらむ場面もあったが、大きなタイムロスはなく、1ラップ後に再び2番手を取り戻す。しかし2番手争いが激しくなるなかでトップのM・マルケス(ホンダ)が6秒以上も離れてしまったため、ロッシはこのあとA・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)との2位争いに集中。ロッシはライバルの走りを観察しながら絶好のタイミングと場所をつかみ、最終ラップの第7コーナーで狙いすましたようにインを突いて2番手に浮上すると、そのままチェッカーを受けて今シーズン初の表彰台を獲得した。一方のビニャーレスはフロントローからからスタート後、ロッシの後方5番手についた。序盤からアグレッシブに攻めてJ・ミラー(ドゥカティ)をパスしたが、大集団のなかで8番手まで後退してしまう。そのあと一旦7番手に上がったものの、残り9ラップでオーバーランがあり9番手までポジションを落としてしまう。前後タイヤともソフトコンパウンドを選択していたビニャーレスだが、終盤まで消耗をコントロールしており、残り5ラップでは中上貴晶(ホンダ)をとらえて8番手に浮上。そのあとさらにひとつ上げて7番手となったが、最終ラップで他車と接触し転倒リタイアとなった。この結果ロッシはランキング3位に浮上し、2位を10ポイント差、1位を14ポイント差で追う状況。ビニャーレスはトップから36ポイント差のランキング11位。ヤマハはコンストラクターズランキング3位、Monster Energy Yamaha MotoGPもチーム・ランキング3位となっている。クアルタラロが8位で初のポイントを獲得PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamのファビオ・クアルタラロが8位でゴールしてMotoGP初ポイントを獲得したが、フランコ・モルビデリは最終ラップに転倒リタイアとなった。前回のカタールGPでは苦戦を強いられたクアルタラロ。ここアルゼンチンでは好調にレースを進め、非常に安定したペースで終盤まで10番手を走行。最終ラップでチームメイトのモルビデリとマーベリック・ビニャーレスが転倒したため、8位に上げてチェッカーを受けた。モルビデリは最終ラップの第7コーナー、6位争いを展開中に転倒。それまでは順調に走行しており、序盤では一時、表彰台圏内にも届いていた。クアルタラロとモルビデリは2戦を終えてそれぞれランキング12位と16位。クアルタラロはトップルーキーとなっている。またPETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamはチームランキング8位につけている。Monster Energy Yamaha MotoGPバレンティーノ・ロッシ (2位)「昨年のザクセンリンク以来の表彰台。この2位にはとても満足しています。というのも昨シーズンの最後の2戦、マレーシアとバレンシアでは1位と2位を走行しながらミスをしてしまったからです。あのような形でレースを終えるのは非常に残念なことで、だからこそ今日の結果が、私にとって、チームにとって、ヤマハにとっても本当に重要なのです。決勝では、もっと速く走れそうな気がしていたのでトップを目指していました。でも気温が上がり難しい状況になってしまったのです。2位争いは、ドビツィオーゾ選手が前を走っていて、とてもいいペースでレースをしていました。ふたりで後続を引き離し、その時点で私はブレーキングに十分に注意をはらい、1cmたりともミスをしてはいけないと考えていました。私自身は非常に好調でした。そして最終ラップは、ハイペースで飛び込みパスすることができたのです。最終ラップの逆転はいつも特別なものです。ブレーキングが思い通りにできたことがよかったと思っています」マーベリック・ビニャーレス (DNF)「最終ラップ、私たちはみな、それぞれベストを尽していました。だからこのアクシデントはそのなかのミスのひとつに過ぎません。それだけのことです。次のレースでは私が同じミスをするかもしれないし、説明することはできても問題にすることではありません。ソフトコンパウンドの選択は正しいものでした。スタートはあまりよくありませんでしたが、1ラップ目で大勢をパスして3番手か4番手まで挽回することができました。でもそのあとはマシンの動きが完璧とは言えない状態だったので、これからもハードワークを続けていかなければならないと思っています。ここまでの2戦、フィーリングはいいし、十分にポテンシャルを発揮できています。様々な出来事がレースのなかでは起こるもの。マシンがよい状態にあれば、私はいつでも表彰台を目指します」マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)「ビニャーレス選手のことは残念でしたが、2位獲得はとてもうれしく思っています。今週もチームがハードワークに取り組み、フリープラクティス第1セッションでは苦戦したものの、早々に問題を解決することができました。今朝のウォームアップのあとロッシ選手は、ミディアムコンパウンドを選択。それはチームの努力の成果でもあるので、結果として獲得した2位を全員で喜びたいと思っています。ビニャーレス選手はウォームアップでソフトコンパウンドに好フィーリングをつかみました。しかし序盤から問題を抱えているようでした。ウォームアップと同じように走れなかったのは残念なことなので、これから問題を分析し、理解しなければならない課題です。それに加えて、彼は最終ラップでモルビデリの転倒に巻き込まれてしまいました。残念な結果になりましたが、ふたりが大きな怪我をしなかったことが最も重要です」PETRONAS Yamaha Sepang Racing Teamファビオ・クアルタラロ (8位)「今日の自分の走りには満足しています。このサーキットでは事前テストがなかったし、他のクラスのマシンで走ったときには苦戦してきたので、初めはとても不安だったのですが、今回はすべてのセッションでトップ10に入ることができました。決勝では他のライダーたちからたくさんの...
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