Movistar Yamaha MotoGPのマーベリック・ビニャーレスとバレンティーノ・ロッシは、2週間前に行われたカタールGPで大活躍。ビニャーレスはヤマハで初めてとなるレースで優勝、ロッシも3位に入り揃って表彰台に上った。ロサイルサーキットの難しいコンディションのなかで急成長を見せつけたビニャーレスは、週末に迫ったアルゼンチンGPでの初表彰台獲得に挑む。
チームメイトのロッシは、開幕戦ではグリッド10番手と厳しい状況におかれながら、果敢に追い上げて3位表彰台を獲得しており、今回も引き続き上位を目指す。Termas de Rio Hondo Circuitで初めてMotoGPのレースが開催されたのは2014年。中南米で最も近代的で安全なサーキットを目指して2012年に再設計された。全長4.8km、5つの左コーナーと9つの右コーナーを含むさまざまなタイプの高速コーナーと1.076kmの最長ストレートからなる特徴的なコースで、記憶に残るレースが期待される。マーベリック・ビニャーレス「カタールでは信じられないくらいのすばらしいレースができたので、約2週間ぶりにまたM1に乗れることがとても楽しみです! でも前回が優勝だったので、今度はその成績を獲得し続けていかなければならない厳しいチャレンジが待っています。ライバルたちはとてもレベルが高く、ちょっとプレッシャーも感じますが、それが同時に、より一層のモチベーションを与えてくれるのです。焦らず慎重に、一歩一歩、一戦一戦、しっかり取り組んでいきます」バレンティーノ・ロッシ「チャンピオンシップは厳しいスタートになりました。冬季テストはずっとがんばってきましたが、レースのウイーク中には、フロント周りを中心にいろいろな変更が必要になったからです。それでも決勝は順調に運んで、最後に表彰台までたどり着けたのは本当にうれしかっですね。次のアルゼンチンは大好きなコースなので、とても楽しみ。去年は路面コンディションに苦しみましが、今年はアスファルトの状態が良くなっていると期待しています。そして、常に前進し、また表彰台に上ることが目標です」マッシモ・メレガリ (チーム・ディレクター)「開幕戦のカタールはすばらしいシーズンのスタートになりました。チャンピオンシップは長い戦いですが、その最初がうまくいくことは非常に重要なのです。とくに、天候により予想外の状況になったなかで、優勝を含むダブル表彰台を獲得できたことは大いに自信になりました。このコースは、路面コンディションとグリップレベルについては難しいところもありますが、ヤマハとの相性は良く、過去には好成績を残してきました。まず、ウイーク初日の金曜日からしっかり手応えをつかみ、アルゼンチンのファンの声援に応えるためにも、チェッカー・フラッグまで全力で戦います」
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