モンスター・ヤマハ・テック3は17日(水)、今月28日から始まる今年最初のオフィシャルテストを前に、起用2年目を迎えるジョナス・フォルガーが、身体的に精神的にも完璧に準備が整っておらず、重圧があまりかからない下で完全復帰を目指すため、2018年シーズンをスキップする決断を下したことを発表した。“ジルベール症候群”が原因で2017年シーズンの終盤4戦を欠場したドイツ出身のジョナス・フォルガーは「これを言うのは本当に悲しいことだけど、2018年は参戦しない」とコメント。
「期待通りに回復できなかった。現状、僕は100%でMotoGPマシンを走らせる状態ではないと感じる。特にモンスター・ヤマハ・テック3、ヤマハ発動機、モンスターといったスポンサーや全関係者に感謝したい。いつか戻ってきたい。みんなの継続的な支援に感謝したい」と欠場する理由を説明した。テック3のチームマネージャーのエルベ・ポンチャラルは、「昨夜(火曜)、ジョナス・フォルガーのパーソナルマネージャーから電話をもらい、彼が精神的に身体的にも100%回復できないと感じたことで、18年シーズンに参戦しないという決断を下したと説明を受けました。信じられませんでした。今年、我々と一緒に参戦しないということ、特に大きな信頼を寄せたライダーであり、トップレベルに到達できると確信がありましたので、まだ信じがたいことです」とコメント。「彼の決断を尊重しますが、受け入れ難いです。代役のライダーを見つけましょう。これは非常に困難な任務ですが、レースのように積極的に対応する必要があり、誰かを大変幸せにすることができるかもしれません。状況の進展をみなさんに報告したいと思います」