マルコ・シモンチェリが、MotoGP マレーシアGPの決勝レースで事故死した。享年24歳。5番グリッドからスタートしたマルコ・シモンチェリは、2周目の11コーナーで転倒、後続車と接触して頭、首、腕を強打した。医療班が事故現場に到着した時はすでに意識不明で、救急車の中やメディカルセンターで心肺蘇生が行われたが、45分後の16時56分(日本時間17時56分)に死亡が宣告された。
レースはすぐに赤旗中断となり、その後中止が発表された。マルコ・シモンチェリ 経歴1996年から2000年にかけて地元イタリアのミニバイク選手権で活躍し、2年連続のチャンピオンに輝く。01年にイタリア選手権125ccクラスのホンダ・トロフィーに参戦。翌02年には、欧州選手権の125ccタイトルを獲得するとともに、ロードレース世界選手権(WGP)にも出場。03年からWGPにフル参戦を開始し、05年には125ccで総合5位と躍進すると、翌年から250ccにステップアップを果たした。08年には250ccのタイトルを獲得し、09年は、最終戦までライバル青山博一選手とタイトル争いを繰り広げ、総合3位となった。2010年に最高峰のMotoGPにステップアップ。参戦2年目の2011年、第17戦マレーシアGP決勝レースにおけるアクシデントで負傷し、サーキットのメディカルセンターで救命処置が行われたが同日逝去。享年24歳。