2019年 MotoGP 第4戦スペインGPの決勝レースが5月5日(日)にヘレス・サーキットで行われ、マルク・マルケス(ホンダ)が今季2勝目を挙げた。ヘレス・サーキットは、一周4.423km。バラエティーに富んだ大小13のコーナーのすべてがパッシングポイントと言っても過言ではなく、毎年、厳しい戦いが繰り広げられる。
前日の予選ではヤマハSRTのファビオ・クアルタラロがMotoGPの史上最年少のポールポジションを記録。2番手にもフランコ・モルビデリが続き、ヤマハのサテライトチームが躍進した。決勝日のヘレスは気温20℃、路面温度43℃のドライコンディション。スタートでは3番グリッドのマルク・マルケス(ホンダ)がホールショットを奪い、フランコ・モルビデリ、ファビオ・クアルタラロが続く展開。4番手にはマーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)が続き、1周目から激しいバトルが展開される。残り14周でファビオ・クアルタラロがフランコ・モルビデリを抜いて2番手に進出。マルク・マルケスとの差は約2秒。ラップタイム的にはマルケスの方が速く、ギャプは少しずつ広がっていく。4番手には前戦で優勝したアレックス・リンス(スズキ)が4番手まで順位を上げている。残り12周でファビオ・クアルタラロが突然のスローダウン。ギアボックストラブルによってリタイアする。2番手にはアレックス・リンスが浮上、マルク・マルケスとの差は3.7秒ついており、さらにその差は広がっていく。残り9周でマーベリック・ビニャレースがフランコ・モルビデリを抜いて表彰台圏内の3番手に浮上、ドゥカティのアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ダニロ・ペトルッチもモルビデリを抜き、モルビデリは徐々に順位を落としていく。優勝はマルク・マルケス。今シーズン2勝目を挙げてランキングトップに浮上。2位にはアレックス・リンスが2戦連続で表彰台、3位のマーベリック・ビニャーレスは今シーズン初の表彰台獲得となった。母国グランプリとなったスペイン人ライダー3名が表彰台を占めた。2019年 MotoGP 第4戦 スペインGP 決勝・結果1.マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)2.アレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)3.マーベリック・ビニャーレス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)4.アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ミッション・ウィナウ・ドゥカティ)5.ダニロ・ペトルッチ(ミッション・ウィナウ・ドゥカティ)6.バレンティーノ・.ロッシ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)7.フランコ・モルビデリ(ペトロナス・ヤマハSRT)8.カル・クラッチロー(LCRホンダ・カストロール)9.中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)10.ステファン・ブランドル(チームHRC)11.アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)12.ホルヘ・ロレンソ(レプソル・ホンダ・チーム)13.ポル・エスパルガロ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)14.ヨハン・ザルコ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)15.ティト・ラバット(レアーレ・アビンティア・レーシング)16.カレル・アブラハム(レアーレ・アビンティア・レーシング)17.ミゲール・オリベイラ(レッドブルKTMテック3)18.ブラッドリー・スミス(アプリリア・レーシング・チーム・グレシーニ)19.ハフィス・シャーリン(レッドブルKTMテック3)ジャック・ミラー(アルマ・プラマック・レーシング)ジョアン・ミル(チーム・スズキ・エクスター)ファビオ・クアルタラロ(ペトロナス・ヤマハSRT)フランセスコ・バグナイア(アルマ・プラマック・レーシング
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