レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、MotoGP 第3戦アメリカズGPの予選でトップタイムを記録したが、FIMスチュワートパネルから低速走行が原因でマーベリック・ビニャーレスのラップに影響を与えたことから、グリッドを3つ降格するペナルティが課せられ、6年連続となるポールポジションからのスタートを逃した。「タイムアタック中のライダーを邪魔してしまったのは、今回が初めてだ」とマルク・マルケスはコメント。
「後方を確認していたイアンノーネを意識しているときに、エンジン音が聞こえたから、走行ラインから一刻も離れようとトライしてみたけど、マーベリックのラップを邪魔してしまったようだ。これ以上のことを言うことはできない。彼に謝った」「ペナルティに関して、より厳しくなることを伝えられていた。今までは警告を与えられたけど、それはもうない。基準が全員に対して同じであれば、この新しい尺度に同意する。これからはより厳しくなる。僕が最初に確認した。全員に対して同じなら、それは完璧だ。もし、僕がマーベリックを邪魔したなら、ペナルティ。3つ降格となった。」「僕自身のスタイルは変わらないけど、ミスから学ばないとは言わない。何も悪くないことをしたくないし、何が起こるかを気にして走りたくない。自分が知るように走らなければいけない。経験から学習するけど、スタイルを変える必要はない。自分が転んだときも他人が転んだときも、同じような過ちを繰り返したくない。」「毎年ポールポジションからスタートするけど、1度も1番手に1コーナーに進入したことがない。今年はスタートが良くなった。明日は良いスタートが切りたい。タイヤを温めたい。そして、アタックを仕掛けるか、待つべきか、レース状況を確認しよう。マーベリックはグッドなペースで走っている。明日は僕よりも速いかもしれない」と、インシデントを振り返り、ペナルティを受け入れたマルク・マルケスのペナルティによって、ポールポジションからスタートしたマーベリック・ビニャーレスは「昨年は速く走れた。今年のタイムは昨年と似ている。僕たちは電子制御で不足していたことを見つける素晴らしい仕事をした。すごくスムーズだ。僕はトラクションコントロールを控え、よりパワフルで、よりアグレッシブな走りがしたい。日増しに良くなり、僕の走り方、よりアグレッシブな走り方に近づいている。」とコメント。「すごく良い感じ。快適だ。プッシュできるバイクに戻って来たことが本当に嬉しい。明日はもう一歩前進することができる。改善の余地があり、優勝争いの機会がある。もし、もう一歩前進できれば、マルクに接近できる。トライしよう」と会心の笑みで2日目を振り返った。