Moto 第9戦ドイツGPの決勝レースは13日、ザクセンリンクで行われ、ポイントリーダーのマルク・マルケスが今季7度目のポール・トゥ・フィニッシュを達成。開幕戦カタールGPから史上最年少9連勝の記録を更新しただけでなく、当地で2010年から5年連続の優勝を飾った。ウェットレースが宣言された気温21度、路面温度27度。ウェットからドライに路面コンディションが変化した中、ウォームアップ走行で週末4度目の1番時計を刻んだポールポジションのマルク・マルケスは、ウォームアップラン後に、スリックタイヤを装着したマシンに乗り越える...
14人のライダーたちと共にピットレースからスタートを切ると、1ラップ目はマシン交換組の1番手となる7.722秒差の10番手だったが、2ラップ目に7番手、3ラップ目に3番手に浮上。6ラップ目にトップに飛び出すと、最後までポジションを譲らずに、レジェンドライダーのジャコモ・アゴスチーニ、マイク・ヘイルウッド、ジョン・サーティーズ、ミック・ドゥーハンに続き、最高峰クラスでの9連勝を達成した。2番グリッドのダニ・ペドロサは、ピットレースンからスタートして、1ラップ目は11番手だったが、チームメイトを追走して、7ラップ目に2番手に浮上。3戦連続7度目の表彰台を獲得した。ウォームアップ走行で2番手だった5番グリッドのホルヘ・ロレンソは、マシン交換後の1ラップ目は16番手だったが、10ラップ目に3番手に浮上して、今季3度目の表彰台を獲得すれば、6番グリッドのバレンティーノ・ロッシは4位。7番グリッドのアンドレア・イアンノーネは、最高峰クラスの最高位となる5位に入り、第3戦アルゼンチンGP以来となるドゥカティ勢の最高位に進出。4番グリッドのアレックス・エスパルガロは、オープンオプションの最高位となる6位。8番グリッドのポル・エスパルガロ、11番グリッドのアンドレア・ドビツィオーゾ、10番グリッドのアルバロ・バウティスタ、15番グリッドのカル・クラッチローがトップ10入り。ウォームアップ走行で11番手だった16番グリッドの青山博一は、サイティングラップ後にピットレーン上でウェットタイヤからスリックタイヤに履き替えることを決断して、スコット・レディングに続いて12位でフィニッシュした。チャンピオンシップは、ポイントリーダーのマルケス・マルケスは、ランク2位に再浮上したペドロサに77ポイント差のアドバンテージを広げた。次戦インディアナポリスGPは、インディアナポリス・モーター・スピードウェイで4週間後の8月8日に開幕、10日に決勝レースが行われる。
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