株式会社ホンダ・レーシングは、FIMロードレース世界選手権MotoGPクラスにLCR Honda IDEMITSU(エルシーアール・ホンダ・イデミツ)より参戦中の日本人ライダー中上貴晶が、2020年シーズンも引き続き同チームより参戦することを発表した。2018年よりMotoGPクラスに参戦しHondaのRC213Vを駆っている中上貴晶は、ライディングと戦績の両面で向上を続けている。2019年シーズンは通算9回のトップ10フィニッシュを達成し、第6戦イタリアGPではMotoGPクラスでの自身ベストリザルトである5位を獲得。MotoGPクラス参戦1年目の2倍以上のポイント...
現在27歳の中上貴晶はLCR Honda IDEMITSUとの契約を更新し、自身のホームレースである日本GPに臨む。関係者全員が引き続き同選手と仕事ができることを喜ぶと同時に、来年さらにいい結果を残したいと考えている。また中上貴晶は、シーズンを通して苦しんできた肩の故障を治療するため、日本GP後に手術を行う。術後のリハビリにより、シーズン終了までの3戦を欠場。2月7日にセパン(マレーシア)で行われる2020年シーズン初テストでの復帰を目指す。中上貴晶「LCR Honda IDEMITSUから引き続き参戦できることを喜んでいます。Hondaには手厚いサポートと競争力のあるマシンの提供を行ってもらい、シーズンを通して成長することができました。2020年シーズンも引き続き協力して、いい走りをしていきたいです。第8戦オランダGPでの接触後、肩に痛みを感じ、うまく力が入りませんでした。故障を抱えたまま走行を続けてきましたが、望むような走りができず、LCR Honda IDEMITSUやHondaと相談して手術することを決断しました」株式会社ホンダ・レーシング 取締役レース運営室室長 桒田哲宏桒田哲宏「2020年シーズンも引き続き中上貴晶選手のMotoGPクラスへの参戦をサポートすることを誇りに思います。中上選手は2019年シーズンを通して成長を続けてきました。彼の努力は日本を始めとしたアジア地域の若者の手本になっています。故障の治療が上手くいき、2020年シーズンさらに活躍してくれることを願っています」
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