MotoGPチームは、今週から2019年マシンの発表会を開始していく。今季のMotoGPは、チームやドライバーに変化が見られる。チャンピオンチームのレプソル・ホンダには、5度のタイトルを獲得したホルヘ・ロレンソが加入。ヤマハは、タイトルスポンサーがモンスタエナジーに変更。テック3はKTMのサテライトチームとなる。
ドゥカティ・チーム先陣を切って発表会を実施するのは、ドゥカティのファクトリーチーム。毎年イタリア・ボローニャのドゥカティ・オーディトリウムで開催していたが、今年は1月18日に、フィリップモリス社の研究所本部があるスイスのヌーシャテルで初めて発表会を実施。2年連続して総合2位に進出したアンドレア・ドビツィオーゾとサテライトチームから昇格した総合8位のダニロ・ペトルッチがデスモセディチGP19を披露する。レプソル・ホンダ・チーム18年シーズンに3冠を達成したチャンピオンチームは、1月23日に14年以来5年振りにスペインの首都マドリードに戻り、パートナーシップ25年目を迎えるレプソル社の本社で発表会を予定。昨年の日本GPで3年連続7度目のチャンピオンに輝いたマルク・マルケスと過去に5度のタイトルを獲得したホルヘ・ロレンソが揃って登場する。チーム・スズキ・エクスター18年シーズンに9度の表彰台を獲得したスズキのファクトリーチームは、2年目に総合5位を獲得したアレックス・リンスと新人ジョアン・ミルの体制を1月31日に発表。場所は未定。ヤマハ・ファクトリー・レーシングタイトル奪還を目指すヤマハのファクトリーチームが発表会の会場に指名したのは、インドネシアの首都ジャカルタ。オフィシャルテスト前の2月4日に、総合3位のバレンティーノ・ロッシと総合4位のマーベリック・ビニャーレスが昨年7月に発表した新たなタイトルスポンサー、モンスターエナジーのロゴが入ったYZR-M1を初披露する。ペトロナス・ヤマハ・セパン・レーシング・チームインディペンデントチームで最初に発表会を実施するのは、セパン・インターナショナル・サーキットが運営する新規参戦チーム。中量級と軽量級に参戦するペトロナス・スプリンタ・レーシングと共に、1月28日にマレーシア・クアラルンプールのペトロナスツインタワーで発表会を予定。KTM参戦体制を拡大したKTMは、ファクトリーチームのレッドブル・KTM・ファクトリー・レーシングに加え、サテライトチームとして3年間のパートナーシップを締結したレッドブル・KTM・テック3、中量級に参戦するレッドブル・KTM・アジョとレッドブル・KTM・テック3、軽量級のレッドブル・KTM・アジョを招集。2月12日に本社を構えるオーストリア・マッティヒホーフェンで5チームの発表会を行う。アルマ・プラマック・レーシングは、2月下旬にイタリア・ローマ市内で発表会を予定。中量級と軽量級に参戦するスカイ・レーシング・チーム・VR46は、2月1日にイタリアのテレビ局スカイの本社、エストレージャ・ガリシア・0,0・マーク・VDSは、2月18日にスペインの首都マドリード市内でそれぞれ発表会を予定。マックス・ビアッジが率いるマックス・レーシング・チームは、オフィシャルテスト後の2月25日にモナコにあるヨットクラブで始動する。