MotoGPライダーのコーリン・エドワーズが、今シーズン限りで現役から引退することを発表した。1995年からフル参戦を開始したスーパーバイク世界選手権で2000年と2002年にタイトル獲得に成功して、鈴鹿サーキットで開催された2003年4月の開幕戦日本GPでデビューしたコーリン・エドワーズは、今年2度目のオフィシャルテスト実施中の2月27日に40歳の誕生を迎え、2度目のホームレース、通算187戦目を前に、「僕はまだ今年走っている、けど!」と切り出した。
「今年のテストで、期待通りに良くならず、ライディングスタイルを変える必要があることに気が付いたけど、本能とは異なる。僕は40歳。本能的な走りで、それを変えることは厳しい。妻と息子たちともっと多くの時間を一緒に過ごしたいから、2014年は僕の最後のシーズンとなる。僕のキャリアを支援してくれたヤマハと全ての人たちに感謝の言葉を言いたい」と引退を宣言した。今季末での引退を発表したコーリン・エドワーズに対して、2000年から2年間鈴鹿8時間耐久レースでコンビを結成し、2005年から3年間ヤマハのファクトリーチームでチームメイトだったロッシは「パドックの最高の友人の1人であるコーリンの引退ニュースはとても寂しい。彼は素晴らしい人、グレートなライダーだ」と友人を称えた。21歳のマルク・マルケスは「僕が2歳のとき、彼はトップを走り始めていた。彼のように長く走りたい。キャリアを本当に誇りにできると思う」と世界舞台でのキャリアを称賛。同胞のニッキー・ヘイデンは「僕はいつもコーリンを見て来た。長い間沢山走って来た彼のエネルギーを称賛する。このスポーツの同胞を失うことを残念に思う。残りの1年を落ち着いて、僕たちに楽にしてほしい!」と語った。