2011年のMotoGPがカタールで開幕。決勝スタート前には全ライダーが集まり、日本の被災者のために1分間の黙祷を捧げた。ホンダ、ヤマハ、スズキと日本のメーカーが参戦するMotoGP。残念ながらリズラ・スズキのアルバロ・バウティスタがフリー走行で負傷したためスズキの出場はならなかったが、ホンダ、ヤマハのライダーはバイクに「がんばれ日本!」のメッセージを掲載してレースに挑んだ。
また日本人ライダーの青山博一は、グリッドで脇阪寿一が中心となって立ち上げた義援金サイト「SAVE JAPAN」のパネルを国際映像に流し、支援を呼びかけた。レースは、今年からレプソル・ホンダに移籍したケーシー・ストーナーが優勝。2位には昨年の覇者ホルヘ・ロレンソ、3位にはレプソル・ホンダのダニ・ペドロサが続いた。ホンダ勢はアンドレア・ドビツィオーゾが4位、マルコ・シモンセリが5位とトップ5を4名のライダーで占めた。今年からドゥカティに移籍したバレンティーノ・ロッシは7位、青山博一は10位でレースを終えた。Moto2クラスに参戦する高橋裕紀は5位、125ccクラスに参戦する尾野弘樹はリタイアだった。