KTMとそのサテライトチームであるテック3は、木曜日にマレーシアで開催された合同イベントで、2025年のバイクのカラーリングを公開した。ファクトリーチームのKTMレーシングは、今年も見慣れたオレンジとダークブルーのカラーリングを維持し、タイトルスポンサーであるレッドブルのロゴがバイクに大きく表示されている。
一方、テック3は、2023年から2024年にかけて自社のGasGasブランドを宣伝するためにオールレッドのバイクを使用していたが、今回はファクトリーチームと同じカラーリングを採用する。この変更は、両チーム間のより深い協力関係の表れでもあり、KTMは現在、テック3をファクトリーの延長と見なしている。KTMTech3KTMとTech3は、今年、ライダーのラインナップを一新した。ルーキーの注目株であるペドロ・アコスタがブラッド・ビンダーとともにファクトリーチームに昇格し、Tech3は、それぞれアプリリアとドゥカティから優勝経験のあるマベリック・ビニャーレスとエネア・バスティアニーニを獲得した。ジャック・ミラーとアウグスト・フェルナンデスは、昨年、GasGasブランドのTech3チームでレースに出場したが、KTMのロースターから完全に外された。KTMは、売れ残り在庫と増大する負債により自己管理下に入ったにもかかわらず、2025年のMotoGP参戦にコミットしている。オーストリアのメーカーの今後は、2月25日に債権者が破産計画について最終投票を行うことで決定される。KTMは2017年に初めてMotoGPに参戦して以来、同シリーズにおいて重要な存在となっているが、未だに目標としていたチャンピオン獲得には至っていない。2024年には、メーカー別ランキングで2位となった。圧倒的な強さを誇るドゥカティには遠く及ばなかったものの、3位のアプリアとは大きく差をつけていた。最後にレースで勝利を収めたのは、ミゲル・オリベイラがタイグランプリで優勝した2022年だった。